燃ゆる大空
東宝映画「燃ゆる大空」主題歌
作詞 佐藤惣之助 作曲 山田 耕筰 唄 霧島 昇 藤山 一郎 |
1.燃ゆる大空 気流だ雲だ あがるぞ翔(かけ)るぞ 迅風(はやて)の如く 爆音正しく 高度を持して 輝くつばさよ 光華(ひかり)と勢(きそ)え 航空日本 空ゆくわれら 2.機翼どよもす 嵐だ雨だ 燦(きらめ)くプロペラ 真先かけて 皇国(みくに)に捧ぐる 雄々(おお)しき命 無敵のつばさよ 溌溂(はつらつ)挙(こぞ)れ 闘志はつきぬ 精鋭われら | 3.地上はるかに 南だ北だ 攻めるも守るも 縦横無尽 戦闘爆撃 第一線に 降魔のつばさよ 電波と奮(ふる)え 東亜の空を 制するわれら 4.空を拓(ひら)かん 希望だ道だ 七つの海原 大陸衝(つ)いて 文化を進むる 意気高らかに 金鵄(きんし)のつばさよ 世界を凌(しの)げ 国威をになう 若人われら |
1940年(昭和15年)
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この映画は紀元2600年を記念して製作され、軍の全面的協力があって900機の飛行機が参加、その空中シーンは圧巻であり、長谷川一夫が顔面の傷をさらけたノーメーク出演と話題に欠かなかった。
またこの映画は都民(当時は市民)の健全慰安事業として東京都の紀元2600年奉祝会と併催で無料公開されたという。 《「空席通信 歌と戦争 6」(http://www.sakuramo.to/kuuseki/107.html)による》 |