松竹映画『君の名は』の主題歌として、『君の名は』のアンサーソングという形で作られたもの。つまり、
『君の名は』が
氏家真知子の立場で歌われたものであるのに対し、こちらは後宮春樹の心情を歌ったもの。 「夜霧の橋」は、春樹と真知子が空襲の
さなか、初めて出会った数寄屋橋。
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作詞 菊田一夫 作曲 古関祐而 唄 伊藤久男 1 君 名も知らぬ うるわしき人よ 君はしあわせか 夜霧の橋に 君待てど 街はただふけて ネオンは悲し ああ 君ありてこそ 楽しきに 2 君 われを捨て 去りにし人よ 君はしあわせか 落ち葉の路に 見る君の ぬれたまつ毛に 涙はにじむ ああ 君ありてこそ 楽しきに 3 君 はるかなる いとしき人よ 君はしあわせか 春花咲けば 心ときめき 街に風吹けば あの日を想う ああ 君ありてこそ 楽しきに
1953年(昭和28年)
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