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赤い靴のタンゴ

作詞 西条八十
作曲 古賀政男
唄  奈良光枝
1.誰が履かせた 赤い靴よ
  涙知らない 乙女なのに
  履いた夜から 切なく芽生えた
  恋のこころ
  窓の月さえ 嘆きを誘う

2.何故に燃えたつ 赤い靴よ
  君を想うて 踊るタンゴ
  旅は果てなく 山越え野越え
  踊る肩に
  春はミモザの 花も匂う
3.運命(さだめ)かなしい 赤い靴よ
  道は二筋 君は一人
  飾り紐さえ 涙でちぎれて
  さらばさらば
  遠い汽笛に 散り行く花よ






1950年(昭和25年)


奈良光枝(1923-1977)
 弘前出身。兄の知己、明本京静の薦めで東洋音楽学校卒業。健康を害してクラシックを断念し、昭和15年にデビュー。 17年に古賀政男門下となる。一時、帰郷するが、戦後の21年に浅草でステージに出ていたところを、映画監督の千葉泰樹によって 「或る夜の接吻」の主演に抜擢され、「悲しき竹笛」がヒット。その後も、藤山一郎とのデュエット「青い山脈」や「赤い靴のタンゴ」 などがヒットした。NHKの音楽部長と結婚、歳を経ても物静かで清楚な美人であったが、早逝した。

昭和21年   悲しき竹笛(近江俊郎)
昭和24年   青い山脈(藤山一郎)
昭和25年   赤い靴のタンゴ
(http://www.geocities.co.jp/Bookend/1100/music/singer2/b25.htmlによる)