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ほんとにそうなら

作詞 久保田宵二
作曲 古賀 政男
唄  赤坂 小梅
1.たとえ火の雨 槍の雨
  月が四角に 照ったとて
  好いて好かれて 紅紐の
  解けぬ二人は 縁結び
	ほんとにそうなら うれしいね

2.離ればなれに 西東
  三月(みつき)三年 逢わずとも
  愛し(いとし)恋しの 君ゆえに
  夜毎来る来る 夢で来る
	ほんとにそうなら うれしいね
3.寂し恋しの 切なさに
  折って畳んだ 紙鶴の
  ひとつひとつも 想い出に
  晴れてあなたと 新ホーム
	ほんとにそうなら うれしいね






1933年(昭和 8年)


赤坂小梅(1906-1992)
 16歳のときに小倉で梅若の名で芸者となる。昭和4年、ビクターで「小倉節」を吹き込む。昭和8年、コロムビアから 「ほんとにそうなら」でデビューし、これが大ヒット。切々とした歌い方で、「そんなお方があったなら」「ゆるしてね」 などを続けてヒットさせる。他に「白頭山節」「黒田節」などの民謡も吹き込んでいる。
『伊藤家の書斎』「流行歌の本・・昭和10年代編」(http://www.t3.rim.or.jp/~takaomi/singer2.html)から。

作詞家 久保田宵二については「夕日は落ちて」を参照されたい。