赤いサラファン


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 アレクサンドル・E・ワルラーモフ(1801〜48)の作曲。ウィニアフスキーのバイオリン曲『モスクワの想い出』のテーマにも使われている。サラファンは、帝政ロシア時代の農婦が着た袖無しの長い上着の一種で、婚礼の晴れ着。
(写真はhttp://museum.uven.ru:8100/rus_en.htmによる。)

 訳詞者の津川圭一氏については「夢路より」を参照のこと。


ロシア民謡
赤いサラファン
訳詞 津川  主一
作曲 A.E.Varlamov

赤いサラファン 縫(ぬ)うてみても

楽しいあの日は 帰りゃせぬ


たとえ若い娘じゃとて

何でその日が 長かろう


たとえ若い娘じゃとて

何でその日が 長かろう


燃えるような その頬(ほほ)も

今にごらん 色あせる

その時 きっと思い当たる


笑ろたりしないで 母さんの

言っとく言葉を よくお聞き


とは言え サラファン縫うていると

お前といっしょに 若返る 若返る