Remodeled G3.5
bbi製 1/6 G3.5ボディの改造
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 bbiのG3/G3.5ボディは、現用特殊部隊モノのジャンルではすっかりディフォルトのボディとなった感があります。その一番の要因としてあげられるのは、ヘッドの造型・塗装の良さ、手首の造型・ギミックの良さでしょうか。ボディ自体も、肉厚のがっちりした造りの上、GIボディの時よりはるかに綺麗な仕上がりで、造りの良いしっかりした1級のボディだと感じます。
 しかし、残念ながら体つきが少々独特で、肩幅や腰幅の広さはメリハリのあるがっしりしたフォルムとなって兵士らしい格好良さにもつながるのですが、その反面、異様な胸の厚さと、それによって出来るはげしい段差で崩れてしまった上半身のフォルム、ハンガーの様に不自然に飛び出した肩、音叉の様に左右に離れてしまった両脚など、ボディ単体で見たときはもちろん、服と装備を身につけた時にも拭えない不自然な点も多いのです。というわけで、そういった不満な部分を改造してみようというのがこのページです。

分解


 部品の接着線に小型のマイナスドライバーの先端を当てて木槌で軽く打ち込み、先端が数ミリ入ったら徐々に叩く力を強くしてドライバーを奥まで押し込みます。上手くすればこれだけで接着面が割れる場合もあります。


 ある程度隙間ができたら、ドライバーを一旦抜いてラジオペンチ等を押し込みます。ラジオペンチを徐々に押し込んでいくと、やがて中心部の接着が剥がれてパカっと開きます。
 この時、左右にグリグリとこじ開けようとしてもエッジの部分に力がかかるだけなので、プラの弾力に吸収されるかパーツのエッジが崩れるかのどちらかで、ほとんどムダです。ラジオペンチの様なテーパーのあるものを真っ直ぐ押し込むことによって、パーツの奥に開く力を与えるのが有効です。


 この分解の方法は、他のメーカーのボディにも使えます。ドラゴンのボディは肉厚が薄いので簡単です。ハズブローのボディはパーツの肉厚がある上に接着も強力でかなり大変です。それぞれ作業の大変さに違いはありますが、いずれも基本的に同じやり方で分解できるのです。


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