徳 蔵 寺

東村山市諏訪町 



 徳蔵寺の歴史は古く鎌倉末期の元弘二年(1332)の創立とされ、東村山では国宝の正福

寺と並ぶ古刹です。現在は重要文化財に指定された板碑が収蔵されている事で有名で、これは

新田義貞が鎌倉幕府軍と戦った元弘の役の史実を裏付ける貴重な資料との事です。当寺の住職

は以前より板碑や土器などの古い物を集めるのが趣味で、集めた板碑等を本堂に並べていたの

で周囲からはガラクタ寺と陰口を叩かれていたそうですが、鉄筋二階建の立派な収蔵庫が出来

て、博物館並みの数多くの歴史資料が展示されています。




    徳 蔵 寺


 5番6番と順番に廻って

来ると境内は手狭な感じが

しますが、本堂は堂々とし

た木造伽藍で、参道右手の

茶室付近には良く手入れさ

れた日本庭園があります。






    展 示 室


 庫裏に申し込めば、八国

山中腹の永春庵を併合した

ときに移された重文の板碑

を始めとして、付近の歴史

を物語る数多くの展示品が

見学できます。





 一つ上   ”巡礼の寺々を巡る

 表 紙  ”小さな旅と四季の風景 ”へ