ロンドン憶良見聞録

やっと開いた落下傘
「ノーブレス・オブリージ」について



最近、日本の官僚の腐敗や、大企業経営者の無責任さがジャーナリ
ズムを賑わしている。亡国の兆しと嘆く人もいる。この機会に日本人に
は馴染みが薄いが欧米のリーダーには不可欠の資質とされる「ノーブ
レス・オブリージ」(noblesse oblige高い身分の者の負う重い道徳的義
務)の精神を考えてみたい。

誤解を招くといけないので、ちょっとお断りしておきたい。
憶良氏は戦争賛美論者ではない。大多数の国民同様に平和愛好主
義者である。
「ノーブレス・オブリージ」の精神が、具体的に分かりやすい一例とし
て、チャールズ皇太子の、若き日の颯爽とした姿や、日本の一部の高
級将校の事例を紹介していることをご理解いただきたい。



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