U−571
ジョナサン・モストウ監督/2000年作品


あらすじ

第2次世界大戦のさなか、アメリカ軍はドイツ軍の無線の暗号を解読できず苦戦を続けていた。 そんなある日、フランス軍の攻撃を受けたドイツ軍のUボート(潜水艦)が北太平洋沖で立ち往生しているという連絡が入る。ドイツ軍の救助隊が着く前に、ドイツ軍のフリをしてUボートに乗り込み、暗号機を盗み出してからUボートを沈めてしまえば、ドイツ軍に知られることなく暗号解読ができ、アメリカ軍は有利な立場になるはず。 そんな使命を帯びたアメリカ海軍・潜水艦員たちの、苦難に満ちた道のりを描く、男の成長物語。

主な出演者
マシュー・マコノヘイ / ビル・パクストン / ハーヴェイ・カイテル / ジョン・ボン・ジョヴィ


感想

  久々に見たマシュー・マコノヘイが、いままでの優男系とは違って、丸坊主で、かなり凛々しい役をやっていて「おおっ!」と思った。 補佐役のハーヴェイ・カイテルもいい感じで、なかなか役者充実な、重厚で渋い映画。 設定として、「暗号機を盗んだことがバレると暗号を変えられてしまうからドイツ軍にバレないように任務を遂行しなければならない」ってのがうまいところで、そこから来るさまざまな障害を上手にサスペンスに結びつけている。これは、実に見事。非常に面白い仕上がりの映画です。プロットだけでも面白いもんね。 「ブレーキ・ダウン」でデビューしたジョナサン・モストウ監督、2作目にしてこんな大作をきちんと仕上げるなんて、なかなかいい仕事してるなぁって思った。音響も、実に素晴らしい!
僕のお気に入り度
これは、買って損なし! 良い音響で何度でも見たくなる「男の映画」です。



(C) Tadashi_Takezaki 2002