トイ・ストーリー2
ジョン・ラセター監督/1999年作品


あらすじ

ウッディが誘拐された! 実はウッディ、昔のテレビ番組の人気キャラクターで、おもちゃのコレクターならノドから手が出るほどの超プレミア人形だったのだ。誘拐されたウッディを救出するため、正義の味方バズ・ライトイヤーや仲間達が立ちあがる。ところが、そんな皆の心配をよそに、当のウッディは自分の価値を知ってごきげんで、かわいいガールフレンドのジェシーと楽しくやっている!? 一方、バズたちのウッディ救出作戦の途上には数々の危険や、思いがけない敵の出現も……。果たしてウッディ救出作戦は成功するのか!?

主な声の出演者
トム・ハンクス / ティム・アレン / ジョーン・キューザック / ケルシー・グラマー


感想

 ハッキリ言って”衝撃を受けた”と言っていいほど面白かった。笑い転げたし、隅々までよくできた映像も、CGアニメーションだということを忘れさせるほど良くできた脚本も、なんかすべてがスゴかった! 子供が観たら子供なりに、大人が観たら大人なりに、CG好きな人が観たらCG好きな人なりに、マニアックな人がみたらマニアックなりに、すべての人が楽しめる、娯楽作品のお手本のような作りに感心。 映画でもゲームでも、「フツーの人が楽しめて、マニアックな人が見るとまた細かなところでさらに楽しめて、マニアックな部分はわからなくてもフツーの人には気にならない面白さの実現」というのが”一番難しいけど、一番素晴らしい”と僕は良く言っているのだが、「トイ・ストーリー2」はまさにそんな作りで、しかも実に高い次元でそれを実現しているので”降参”です。最高です。 ゴールデン・グローブ賞のコメディ・ミュージカル部門で最優秀作品に輝くのもごもっとも。一般映画のコメディものに一歩もひけをとらない見事に面白く、感動的な映画でした。珍しく絶賛……だと嘘っぽい?(笑)  1作目は「CGでまるまる映画をつくっちゃうなんてスゴイスゴイ!」って程度の印象しか残らなかった「トイ・ストーリー」の予想外にスゴイ続編には、まったくもって感心してしまいました。
僕のお気に入り度
発売日に走っていってDVDを買ってきて、その日に見る……そんな感じです(笑)。



(C) Tadashi_Takezaki 2002