スクリーム3
ウェス・クレイヴン監督/2000年作品


あらすじ

大学卒業後、ノース・カリフォルニアで静かな生活を送るシドニーに、再びあの 連続殺人事件の記憶が甦る。全米を震撼させたウッズボロー事件を描く映画「スタブ3」撮影中のスタジオで、出演女優の一人が惨殺されたのだ。それは新たなる惨劇の幕開けだった。次々と血祭りにあげられる映画の出演者たち。そして事件を追うシドニーたちにもマスクを付けた殺人鬼が迫る。果たして犯人は……?

主な出演者
デイヴィッド・アークェット / ネーヴ・キャンベル / コートニー・コックス・アークェット / パトリック・デンプシー


感想

 「スクリーム3」は、例のシリーズ完結編(ということになっているし、それらしく終わる)。 このシリーズ、1作目はなかなかの傑作(細かいところが楽しめる。ホラー映画自体をパロディにしているところとか)。 2作目はちょっといきすぎなんじゃないかと……。 で、今度はまとめの3作目。1作目には及ばないものの、まあまあ手堅い”完結編”だった。 こう考えてみると、この3作の出来具合って、「ダイ・ハード」シリーズに傾向が似てるな! (傑作>やりすぎ>手堅い!) 監督は前2作に続いてウェス・クレイヴン。僕的な彼の最高傑作は「エルム街の悪夢」(1作目)。これは最高のホラー映画だった。 今でも繰り返して観る、超お気に入りの映画。 その次に良かったのが「スクリーム」(1作目)の冒頭のシチュエーション。 あの十数分の展開はなかなか見事で、ホラー映画のお手本のようだった。 でも、2作、3作と辛くなってった……。 まぁ、今回もお化け屋敷ムービーとしては十分な出来だと思うけど、なんか「うまさ」っていうか、うならせるとこはなかったなぁ。 でも、映画の制作現場や完結編のお約束についてのパロディは、今回もなかなか楽しめる。 僕の気持ちとしては1作目を10点とすると、2作目は5点で、3作目は7点……ってところかなぁ。
僕のお気に入り度
なんてことない映画とも言えるが、乗りかかった船ってことで、DVDを買ってしまうのだった(苦笑)。1作目は好きだから……。



(C) Tadashi_Takezaki 2002