TAKEZAKI.NET／映画の話

最終絶叫計画
キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ監督／2000年作品
あらすじハロウィンの夜、ハイスクールの美少女ドリューが殺された！犯人はもちろんハロウィン・マスクをかぶった殺人鬼…なのかもしれないが、「スクリーム」を観ていない主人公たちはそんなことを知るよしもない。町中が大騒ぎになるなか、シンディは過去の出来事を思い出した。ドリューが殺された日のちょうど1年前、彼女は恋人のボビーや仲間たちとドライブしていてひとりの男をはね、その死体を海に投げ捨てたのだ。あの出来事とドリューの死は関係あるのでは？　……と書くともっともらしいが、全編ただのギャグ。主な出演者ショーン・ウェイアンズ / マーロン・ウェイアンズ / アンナ・ファリス / シャノン・エリザベス	感想　Ｂ級Ｃ級じゃなくてＺ級か～(笑)、なんて思わせるサイテーなおバカ映画が、劇場で公開。アメリカでも大ヒット。一体どうなってんだ!?　このたび封切られたこの映画は、「スクリーム」「ラスト・サマー」を主軸とした、各種映画のパロディで組み立てられた作品。特に今までのパロディ映画よりスゴイのは、もとの映画と構図もセリフもすべてほぼ同じってシーンの多さなのです。「スクリーム」と「ラスト・サマー」のフィルムを切ってつないげば、ほとんど同じ映画ができちゃうんじゃないかってくらいに元のまま。で、悪ふざけ。良く考えてみると、「スクリーム」自体が過去のホラー映画をネタとして取り上げつつ新境地を切り開いた、一種オマージュ的映画だったわけで、それをさらにパロディにしてしまうってのがなかなかスゴイ……いや、そうでもないか(笑)。「最終絶叫計画」は、あまりの下品さに顔をしかめたくなる場面も多々あるのだけど、全体にあまりにもバカバカしいので、元ネタを知ってる人にはかなり笑える仕上がりになっています。たとえ元の映画を知らなくても、しょーもないコントを矢継ぎ早に見ているような面白さはあるだろうと思う。特に「スクリーム」の１作目＆２作目のオープニング・パート、そして「ラスト・サマー」の１作目を見ておけば、誰でも相当笑えるはず。あとは、「マトリックス」や「シックス・センス」、「ブレア・ウィッチ」等ののあまりにも有名なシーンを知っていればOKって感じかな。あ、でも、意外なセンで「ユージュアル・サスペクツ」が結構重要（？）なので、事前に観ておくことをお薦めします。この「ユージュアル・サスペクツ」、これは結構すごい映画で、観て損はしません。（＜実は「最終絶叫計画」よりも「ユージュアル・サスペクツ」を薦めていたりして！）アホみたいな映画ですが、元ネタの映画を知ってる人には相当笑える映画だと思いますヨ。重ね重ね言いますが、ホント下品ですけど！（笑）
	僕のお気に入り度あまりにもバカバカしい映画なので、何故かたまに見たくなってしまう。そんな個人的嗜好でＤＶＤ買い！(苦笑)