不滅の女 | |
アラン・ロブ=グリエ監督/1963年作品 | |
「去年マリエンバートで」のシナリオを担当したアラン・ロブ=グリエが自ら監督した1963年作品「不滅の女」をブルーレイで見た。 幻想的なイスタンブールを舞台に、謎の美女とどこか掴み所のない主人公の男が街を彷徨う姿と、それを監視する人々を、時系列をなくし、切り刻んでバラバラに並べ直したような不連続な映像で描く。 それは男の妄想なのか? いや、この物語のすべてが幻想なのか? そもそも、映画というものは幻想なのだけれど… ちょっとテイストは異なるが、「去年マリエンバートで」が好きで見る映画としては、かなり期待に近かった。物語性を拒否した作品は意味不明とも言えるが、美しく、謎めいて魅力的でもある。 | |
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僕のお気に入り度 DVDで持っておいて、たまに監督特集しながら見たくなる映画です。 |