キッド | |
ジョン・タートルトーブ監督/2000年作品 | |
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感想 イメージ・コンサルタントというちょっと怪しげな(?)職業で成功をおさめた主人公ラス(ブルース・ウィリス)は、仕事はできるがイヤな奴。仕事のパートナーにも嫌味なことばかり言って、平気で人を傷つける、まさに自己中な男だ。 そんな彼の前に突然現れた謎の少年。やがて、その少年は8歳のラス自身なのだとわかる。 8歳のラスは大人になった自分を見て「40歳にもなってパイロットじゃなくて、犬も飼ってなくて、家族もいないなんてサイテー!」と言い放つが、当然、40歳のラスはそれを納得できない。 しかし、何故8歳のラスが過去からここへやってきたのか? その謎を解こうとするうちに、ラスは封印してしまった自分の過去を見つめ直さなければならなくなるのだった。 「大人になった自分は、子供の頃になりたかった自分なのか?」 そんなふとした疑問を観客に投げかける、ハートウォーミングな映画がこの「キッド」である。 映画は全体にコメディタッチでそれでいて爽やかな感動を呼ぶ作りは、さすが「クール・ランニング」のジョン・タートルトーブ監督ってところか。 めちゃめちゃいい映画だよ〜っていう程でもないが、軽い気持ちで観て、軽い感動を得られる悪くない映画だと思いました。設定からおわかりの通り、ファンタジーなので、「ンなことあるわけねーよ!」っていう現実的一辺倒な人には合いません(笑)、当然だけど。 あと、8歳のラスを演じるぽっちゃりした男の子はなかなかキュートです(笑)。 |
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僕のお気に入り度 ちょっと好きな映画なんだけど、何度も繰り返して見るかっていうと疑問かな。DVDは保留ってことにしておきます。 |