アイアン・ジャイアント | |
ブラッド・バード監督/1999年作品 | |
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感想 「アイアン・ジャイアント」は、日本じゃワーナーマイカル系列だけで上映されたアニメーション映画。アニメ界のアカデミー賞ともいうべきアニー賞で主要9部門を受賞したという「冠つきの」作品だ。 海外のアニメでつきものの、特に人間キャラクターの造形のとっつきにくさはやはりあるが、観ているうちに慣れてきて違和感がなくなる。それに、この作品の場合、肝心なアイアン・ジャイアント(巨大なロボット)の造形が万国共通で好かれそうな、どちらかといえば愛らしいデザインになっていて好ましい。 お話の方はとってもシンプルで、大人から子供まで誰にもわかりやすい内容。空から落ちてきた巨大ロボットと少年の心の交流と、ロボットを巡る人々の恐怖と破壊という物語が過不足無く描かれていく。 「自分がどんな自分になるのかを決めるのは、生まれでも周囲の人々でもなく、自分自身なのだ」というメッセージは、当たり前だけど、ちょっと心が励まされる。そんな”ちょっといい”佳作。 |
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僕のお気に入り度 良い映画でした。でも、繰り返し見るほどではないので、DVDは買わずにおきましょう(笑)。 |