女切り裂き狂団チェーンソー・クィーン
フレッド・オーレン・レイ監督/1988年作品
いやぁ〜、今夜もまたヒドい映画を見てしまいました。日本でもかつて「女切り裂き狂団チェーンソー・クィーン」という邦題でVHSが発売されていたらしい1988年の映画、フレッド・オーレン・レイ監督「HOLLYWOOD CHAINSAW HOOKERS」。

ロサンゼルスの街で「お兄さん、いいことしない?」ってすり寄ってくる娼婦についていくと、チェーンソーでバラバラにされちゃう… 娼婦のふりした連続バラバラ殺人事件の裏には、チェーンソーを崇めるカルト教団が存在した! みたいなお話。

目玉は、このチェーンソー教団の髭面の教祖を演じるのがガンナー・ハンセンであること。彼は、映画「悪魔のいけにえ」(The Texas Chain Saw Massacre)でチェーンソーを振り回す殺人鬼レザー・フェイス役として、一世を風靡した役者なのだ。

さらに、ホラー・クィーンとしてこの手の映画で人気だった女優も配備。

レザー・フェイスをチェーンソー教団の教祖にして、その元に集まった信者の美女たちが、娼婦のふりしてチェーンソーで男を殺しまくる。オタクな監督がやりたかったのは、それだけだ。多分…。

だから、全てがチープでへっぽこでも、ここかしこに監督の喜びが溢れており、こちらも苦笑しながらそれに付き合うハメになる。ダンボールにマジックで書いたような看板とか、泣けるよね〜。

とにかくヒドかった。けど、笑えた。また、新しい勉強になった。映画の世界は、広く深く果てしない(^^;;
僕のお気に入り度
あまりにヒドいので、きっとまた見ちゃう!



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