グラディエーター
リドリー・スコット監督/2000年作品


あらすじ

最強を誇ったローマ皇帝は自分の命が残り少ないことを知り、ローマを自分の無慈悲な息子ではなく優れた将軍に委ねようとする。しかし、それを知った息子は将軍を追放し、彼の家族を惨殺する。一度は生きる望みをなくした将軍だが、やがて彼は奴隷として売られ、グラディエイター(剣闘士)となり、ローマの巨大コロシアムに再び戻って自分を追放した皇帝と対峙することになるのであった。

主な出演者
ラッセル・クロウ / ホアキン・フェニックス / コニー・ニールセン / オリバー・リード


感想

  冒頭の合戦シーンやグラディエーターの命がけの闘いを描くシーンは非常にスタイリッシュかつ迫力に満ち、圧巻。映像の魔術師リドリー・スコット、起死回生の素晴らしい演出だ! 主演のラッセル・クロウも人望の厚い芯の強い将軍をそれにふさわしい雰囲気で見事に演じている。一方の悪役となる新皇帝役のホアン・フェニックスも生まれつきの無慈悲さ・残酷さはさておいて「父に選ばれなかったこと、将軍に人望が集まること」に苦悩する姿をきちんと演じていて、このふたりの演技が両輪となってしっかりと映画を支えている。 ちょっと残酷なシーンも多いので(首が飛んだりね!)そういったのがまったくダメな人はやめておいていただいて、ローマというものに歴史的な興味を持っている方、グラディエーターそのものに興味をお持ちの方、迫力のある男らしい映画が観たい方、そんな皆様にこの映画はかなりお薦めすることができます。
僕のお気に入り度
素晴らしかったのでDVDを買って繰り返し見ています。特に戦場や闘技場のシーンでの音響と映像の迫力は超絶。5.1チャンネル音響システムもうかばれるというものです(笑)。



(C) Tadashi_Takezaki 2002