パニック・ルーム | |
デビッド・フィンチャー監督/2002年作品 | |
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感想 予告編でもイヤというほど強調されていたように、この映画のポントは「絶対に侵 入不可能なパニック・ルームとは!?」ってことになるのだが、実はこの映画、その なんとなく面白そうな仕掛けがあるだけで、後は何にもない映画なのだ(ガガーン!) 。 いつも僕がフィンチャー作品に感じるのは「ハッタリ映画」ってこと。なんだか面白そうな設定が用意されて、予告編まではいいのだけど、蓋を開けてみると非常につまんない、観客をガッカリさせる映画。ただ、その中で「セブン」や「ファイト クラブ」はまだマシな方で(途中までは見れるから)、「ゲーム」や「パニック・ルーム」はホントにひどい。 今回も映像の凝り方はある程度評価できるし、ジョディ・フォスターの緊張感みなぎる演技には好感が持てる。でも、それ以外がひどすぎてフォローしきれないのですよ。脚本に何の緊張感もないもんだから、逆にジョディーの熱演がだんだんと浮いてきさえする。 本質的には深刻ぶっただけの「ホーム・アローン」。笑うことさえできないのだか ら、悲しい。 |
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僕のお気に入り度 まるでダメ。予告編だけで充分。それでも劇場に足を運ばせただけ立派(笑)。DVDはもちろん買いません。 |