突入せよ! あさま山荘事件
原田眞人監督/2002年作品


あらすじ

1972年、連合赤軍メンバーが軽井沢にあるあさま山荘に人質を取って立てこもった。人質の救出、犯人の生け捕り、火気や高性能ライフルの使用は警視庁の確認なしに使用不可という厳しい条件で事件解決に臨む警察だったが、現場の指揮権をめぐって、警視庁と長野県警の足並みは揃っていなかった。国際世論が沸騰し、様々な問題を内包したままついに機動隊による突入が行われる……。

主な出演者
役所広司 / 宇崎竜童 / 伊武雅刀 / 天海祐希


感想

 「あさま山荘事件」が起こった1972年って、僕はまだ7歳だったので、事件の背景や重要性をまったく理解できない状態でした。だから、この映画とDVD特典映像の数々を見て初めて事件の背景やその中で戦った人々のことを知ったわけで……。事件そのものについて思うところあるけど、どちらかというと組織を動かす難しさの方に「だよな〜」とか実感しながら見てしまった。どうして同じ目的を目指しているのに人は対立してしまうんだろう? 仕事とかしてると、そんな思いで悲しくなることがままありますが、そういった部分の方が自分的にはひかかる映画でした。ただし、この主人公、ちょっと出来過ぎでは!? 確かにスゴイ人なんだろうけど、あくまでも"自伝"の映画化って感じは否めませんでした。
僕のお気に入り度
そんな風に結構好きなんですが、一度見たらいいかなって感じの映画でした。同監督なら『金融腐食列島』の方がリピートしたい映画だな。



(C) Tadashi_Takezaki 2002