8人の女たち
フランソワ・オゾン監督/2002年作品


あらすじ

1950年代のフランス。 クリスマス・イブの朝、雪に閉ざされた大邸宅で一家の主が殺された。 集まっていた家族は一転、全員が容疑者に……。お互いが疑心暗鬼に陥るなか、怪しくも美しき8人の女たちの秘密がつぎつぎと明かされていく。果たして、犯人は誰か?

主な出演者
カトリーヌ・ドヌーヴ / エマニュエル・ベアール / イザベル・ユペール / リュディヴィーヌ・サニエ


感想

 フランスを代表する8人の大女優が一堂に介し、歌って踊る不思議なミステリー&ミュージカル作品。ハッキリ言ってミステリーの部分はスパイスであり、この映画の本分は、なんだかちょっとおかしな"舞台劇風"ミュージカルの部分である。まさかこの女優達がこんな風に歌って踊るとは!? という驚きがなければ、セットや衣装に凝った、かなりヘンテコな舞台そのもの。こういう妙なユーモア感覚ってフランス独自の文化だと思う。ちなみに、僕の好きな女優=エマニュエル・ベアールが悪女役で久々に映画に登場。悪女以外もやってください(笑)。
僕のお気に入り度
独自のユーモア感覚が楽しい映画なんだけど、何度も繰り返して見るかというと……疑問(笑)。DVDは買わないかな。でも、何かの拍子につい魔がさして買ってしまう危険性を感じるなぁ。



(C) Tadashi_Takezaki 2002