泌尿器科医・木村明の日記


パイプカット99,000円


そろそろ6月も終わりです。なので、今年前半の手術件数を集計してみました。

結果はここに示した通りです。

28日、30日に飛び込みの手術・検査があれば、書き直します。

包茎手術は7例。

パイプカットも7例。

前立腺針生検は18例でした。

包茎に関しては、昨年12月の値下げの効果はわずかでしたが、パイプカットはすでに昨年を上回っています。

パイプカット99,000円はやはり割安なんでしょうかね。

包茎は泌尿器科医でなくてもできますから、競合が多いのに対し、

精菅を触診で確実につかんでから、皮膚切開をしなければならないパイプカットは、

泌尿器科でトレーニングを受けた医者でなければ、自信を持ってできない手術なのかもしれません。

なので、パイプカットを主力「商品」とする私費クリニックがないのでしょうね。

対して、包茎手術を主力「商品」とする私費クリニックは、必死でしょう。

もし、売り上げが5割減ったら大変です。最近の値下げ競争はびっくりです。

手術件数が5割減っても、すぐに対応しない当院は競争から置いていかれるわけです。

保険を含めた当院の全収入では、5%減に過ぎないので、これ以上の安売り戦争に参戦するつもりはありません。

昼休みには、手術しているよりジョギングしている事が多くなりました。

そのほうが楽でいい、と思ってしまうのは、年のせいでしょう。

今日は暑くなりそうです。真昼のジョギングには厳しい季節となりました。
[木村泌尿器皮膚科院長日記一覧]