泌尿器科医・木村明の日記


ギリシャ危機


昨日の昼は、都筑中央公園~葛が谷公園~茅ヶ崎公園~東方原~東方公園~横浜家ラーメン本店



横浜家ラーメンの新横浜元石川道路を挟んだ北側、茅ヶ崎台小学の西隣では、マンションの建設が始まりました。



長谷工が2008年12月に着工するはずだったのが、1年半遅れたのは、2008年9月のリーマンショックのせいなんでしょうね。

景気回復基調に今、冷や水を浴びせているのは、ギリシャ危機です。

国債を発行しすぎて破綻しかけているギリシャが、もし今も独自通貨のドラクマのままなら、ドラクマがマルクやフランやポンドに対して大きく値下がりする形で、国民の生活はインフレで苦しくなります。

ギリシャ政府が公務員の給与をカットするなんて宣言する必要はありません。給料は〇〇ドラクマのままで、商品の値段が上がるだけです。

ギリシャの経済力はユーロ圏の2%に過ぎないのだそうですが、その国の財政赤字がヨーロッパ全体の金融危機になりかけているのは、ユーロという通貨の信用を貶めたから。

ギリシャ国債を持っている外国人がその国債を売って、ドルや円に換えると、ドラクマではなく、ユーロが値下がりするのです。

ギリシャが独自通貨ドラクマのままだったら、ギリシャで暴動が起こることもなく、急激な円高や株安が起こることもなく、しかし、ドラクマは値下がりして、ギリシャ国民は実質賃下げを味わうわけです。



アイスランド国民は今どうしているんでしょう?噴火が起こった時も、テレビで流れていたのは、ロンドンの空港で足止めされている旅行客の様子ばかりで、

リーマンショックで大銀行が破綻して経済危機に喘いでいるアイスランド人が、噴火でどんな生活を送っているかはテレビでは流れませんでした。

国際社会がアイスランドに興味を示さないでいられるのは、アイスランドはアイスランド・クローネという独自通貨で、世界レベルでの金融不安の材料にならないからです。
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