泌尿器科医・木村明の日記


循環器内科の名医




5月3日に帰ってきた娘が読んでいたのは、この本。



心臓超音波検査の経胸壁走査の手技を説明している本でした。

今回の保険点数改訂で、心臓エコーの呼び方がUCG(Ultrasonic Cardiography)から心臓超音波検査に変わったようです。

それに伴い腎エコーなどが、超音波検査(断層(心臓超音波検査を除く))(胸腹部)みたいな長たらしい名前に変わりました。

心臓エコーが880点、腎膀胱前立腺エコーが530点なのはそのままです。

循環器内科は英語ではCardiologist、「心臓」istです。ピアノを弾くのがピアニストですから、心臓の専門家が心臓イスト。

ドクターMのところに木曜だけいらしているドクターFは心臓イスト。

「名医です」という評判を、勝田町に住んでいる高齢女性お二人から聞きました。

インターネットやフレヴァンを見るような世代とは思えませんから、診察してもらっての評価なんでしょう。

バチスタ手術を成功させる心臓外科医が名医、というのは分りやすいですし、

心筋梗塞や不整脈を心カテで治療する勤務医の循環器科内医が名医、という評判を得る、というのも理解できます。

でも、開業している循環器内科医はどんな特技で、患者さんに名医と判定してもらうのでしょう?

消化器内科医なら、胃カメラが辛くなかった、大腸ファイバーが15分で終わった、という評判が流れるのはわかります。

すみません、消化器内科医と比べたときの、循環器内科医・呼吸器内科医の開業医としての特技はなんだろう、なんて、娘の将来が気になったもんですから。

例えば、ドクターFは胸に超音波を当てただけで、この人は心拍出量が落ち始めているから、強心剤(利尿剤?)を処方したほうが良い、

なんて、判断して、1週間後には患者さんの息切れが治っていたりするんでしょうか?

またドクターFにお会いする機会があったら、聞いてみたいと思っています。

昨日は嶮山スポーツガーデンで3セット。同レベルの夫婦との対決で、フルカウント勝負で3セットだけで充分疲れました。

櫻茶やは満席だったので、成華苑で昼食。
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