第3回 Super Drinking Talk in 新宿3丁目

PART-1(饒舌編)

− 付記(4/12/97) −

Page and Plant Talk on InternetのVol.6で掲載した、宴会トークです。
秋には第3回を、ということでず〜っと機会を伺っていたのですが、なかなか皆さん
のご都合が合いませんでした。忘年会もダメ!新年会もダメで、1月も終わり近くな
って、ようやく開催できた次第です。
当日はMR.JIMMYの桜井氏が参加される予定だったのですが、残念ながら間に合いませ
んでした。会場に頂いたお電話をエリックがもぎ取り、「来てヨ〜!」と困らせてい
たのが深い思い出です(笑)。


●場 所:新宿3丁目 某やかましいパブ ●日 時:1997年1月25日(土)17:00−24:00 ●参加者   ・沼田育美さん     (ご存じZEPPコレクター)   ・Yasさん      (ZEPPトレーダー/コレクター)   ・エリック・サックスさん(謎の在日ZEPPマニア)   ・中間さん       (ZEPP生き証人)   ・河野さん       (MR.JIMMYスタッフ)   ・CB本多       (宴会係) 7時間に渡るマラソン宴会でしたので、2パート構成にしました。 途中から駆けつけて頂いた河野女史は、パート2からのご登場になります。
『まずはごあいさつ』 (本)「皆様、お忙しいところにお集まり頂きまして、有り難うございます」 (Y)「いや〜、迷ってしまいましたよ!なんでこんなとこで飲むの?」 (本)「そうですか?末広亭の近くなんで、みんな知ってると思ったんですけど」 (沼)「普通は来ないですよ、落語なんて(笑)」 (E)「ボクも初めて。面白い建物でしたネ、アレ」 (本)「そりゃ、日本の古典芸能の館ですからね〜、ってそんなことは置いといて(笑)     今日はYasさんゲストの中間さんが初参加です」 (中)「どーもー!(明るい)」 (本)「えーと、沼田さんはお会いするのは初めてですよね?」 (沼)「ええ、お話はかねがね...」 (中)「Gold Wax、愛読してます(笑)よろしく〜」 (本)「中間さんは、前回参加して頂いた木村泉さん経由のお友達なんですよね?」 (Y)「Page/Plantのチケットの整理券配布の時に知り合った、という(笑)」 (中)「ええ、泉さんは一緒に並んだ仲なんですよ。あん時は大変でした!」
『Page/Plantチケット争奪戦!』 (本)「私もあの時には苦労したつもりだったんですが、中間さんの話はスゴイですよね。     来日の噂が出てから毎晩、夜中に新聞販売店に通ったという(笑)」 (Y)「2ヶ月間くらいでしたっけ?」 (中)「8月の後半くらいからだから、もっとかな?」 (沼)「何で、また...?」 (中)「ウドーって、新聞告知の翌朝に整理券を配るんですよ。で、1分でも早く告知を知る     ために、販売店に搬入された直後にチェックしていたんです」 (沼)「うわ〜(笑)」 (本)「新聞が配られてからじゃ間に合わない、と?」 (中)「ええ、全然!新聞でようやく見つけて、車をすっ飛ばして行ったんですが、既に整理     番号は2ケタでしたからね」 (Y)「本多さんは4ケタでしたっけ?」 (本)「それは言わないように!(笑)」
『レゲエ・マンと幻のStones公演』 (Y)「中間さんの話で一番好きなのは、Stonesの73年来日公演の話なんですよ」 (中)「あー、あれね(笑)     僕の友達なんですが、噂が出てすぐにウドーの前に並んだんですよ。     かれこれ2週間くらいは並んだんじゃないかな?冬空に」 (本)「2週間!」 (中)「寒さをしのぐのに、全身ボロをまといまして(笑)もう、今で言うレゲエ状態」 (沼)「すっごい話ですね〜(笑)」 (中)「2月くらいで凄い寒い時期でしたから、時々『お〜い、大丈夫か〜?』って様子を見に     行きましたよ」 (全)「う〜ん...(^^;)」 (中)「結局10枚くらい入手できまして。で、歯医者の息子に1枚10万くらいで売ったりして     みんなでドンチャン騒ぎをしてたら、結局Stonesは来なかったという(笑)」 (沼)「それは悲しい〜(笑)」 (中)「まあ、Stonesは特別だったんですよ。     当時はプロモーターに電話すれば、チケットの発売日って事前に教えてくれたんですよ。     だから、一晩並べば大抵は前の方に座れましたよね」 (沼)「そうらしいですね、うんうん」 (中)「あと、ステージが低くて客席との間に柵もなかったから、最前列のヒトはステージの上に     ひじをのせて、これもんで見ていられたんですよ」 (全)「いーなー!」 (中)「フェイセズの時はロン・ウッドが火のついたタバコを蹴っ飛ばすもんだから、見てる俺達     は『危ねー!危ねー!』って逃げ惑っていたんですよ」 (本)「いい時代だったんですねー」 (中)「最近のコンサートってみんなおとなしく見てるけどさ、昔はイスの上に立つのが普通だっ     たからね。ハンブル・パイの時なんか、イスの背に立ってたんだから(笑)」 (本)「それって、ピーター・フランプトンが居たヤツ?」 (沼)「もう居なかったって(笑)」 (中)「あとね、演奏中に、主催者が前の方のイスを片付けちゃうと!     みんな前に押し寄せるから、イスがあると邪魔だからって(笑)」 (Y)「あーいうのが駄目になったのは、札幌のRainbowの事故の時からなんですよね」 (本)「すみません、ウチの地元です(笑)」
『Jimmyの弓弾きは回ったのか?』 (中)「あーいう外タレを必死に見に行ったのは、Rainbowの2回目くらいまでかなー」 (Y)「78年頃ですね」 (中)「それ以降、しばらくはRockが流行らなくてね〜(笑)     当時、バンドをやっていたんですが、LIVE HOUSEのオーディションとか受けても     『音がハード過ぎる』とか『踊れない』とか言われて、悲しい思いをしましたよ」 (沼)「まあ、AORの時代でしたからねー」 (本)「でも、踊れる曲って、どんな曲なんですかね?」 (沼)「ダンシング・クィーンとかじゃないんですか(笑)」 (本)「アバと言えば(笑)中間さんは『狂熱のライブ』の映画を封切りで見ましたか?」 (中)「もちろん!見ましたよ」 (本)「あれって、Jimmyの弓弾きの時は4チャンネルで音が回りました?」 (中)「う〜ん、どーだったっけな〜?」 (沼)「私も覚えていないんですよー。こないだ本多さんと話したんですけど」 (本)「アメリカでは劇場でグルングルン音が回ったそうですから、東京ではどうだったのかな     と気になりまして」 (沼)「たしか、パンフレットにはそんなようなことは書いてあるんですよ。     でも、覚えていないんです。当時は子供だったから」 (中)「本多さんは見てないんですか?」 (本)「私はリバイバルでしか見ていないんです。     なぜか、札幌では必ずアバ・ザ・ムービーと2本立てでして(笑)     しょぼいスピーカーで、耳をそばだてないと良く聴こえないような有り様でしたから」 (Y)「あ、ここに繋がるんですね、アバが(笑)」
『アナログは良い』 (中)「沼田さん、ディスクロードって昔のBoot屋知りません?」 (沼)「知ってますよ。今もありますし」 (中)「この店のブートの価格表ってのを、当時、友達にもらったんですよ。     それにね、ZEPPのLive in Osakaは『時価』って書いてあるんです」 (沼)「時価!(笑)」 (本)「ホンマグロみたいですね(笑)」 (中)「で、欲しいんで取り敢えず店に行ったんですよ。で、レジに持っていったら9800円!」     高校2年くらいの時ですからねー、大金ですよ」 (本)「今で言うと、3万円くらいの感覚でしょうか?よく買う気になりましたね」 (中)「買いましたよー。それが今YasさんのところにあるLive in Osakaなんです」 (沼)「Yasさん、羨ましいわ〜」 (本)「まあ、3万っていうのは元値の今の比率ですから。     プレミアを考えると、今はいくらになるのか想像つかないですね」 (Y)「すっごい音が良いですよ。ヒスノイズもないし、音のcutもないんです」 (本)「カッティングが良かったっていうこと?」 (Y)「って言うか、レコードは音が劣化しないじゃないですか。     Tapeは少しずつ劣化するから、当時カッティングされたブートにはかなわないんですよ」 (本)「なるほど〜」 (Y)「それで、最近アナログブートを見直しているんですよ。音のGenerationが低いんで」 (沼)「曲順がぐちゃぐちゃだったりしますけどね(笑)」 (Y)「Earl's Courtの2枚組なんてすごく良いじゃないですか。あれも気に入ってます」 (沼)「私も!あれを聴くためにPlayerを買おうと思っているんですが、どれにしようかと...」 (Y)「すっごく安いか、すっごく高いか、しかないですからね」 (本)「沼田さんは、レーザーのやつなんかどうですか?」 (沼)「あれね〜(^^;)」 (Y)「160万のヤツね」 (E)「いや、135万だヨ!」 (本)「どっちも変わんないって(笑)」 (沼)「そんなの買えないよ〜〜。でも安いのはヤダし〜」
『移民の詩(プロモ盤)』 (Y)「アナログと言えば、最近『移民の詩/OUT ON THE TILES』のプロモ盤がやたら出回って     ますよね。あれ、ちょっと不自然じゃないですか?」 (沼)「そーですね〜。お店とかにはよく出回るようになりましたね。     でも、私の見たのはホンモノでしたよ」 (E)「値段、いくらでした?」 (沼)「66万と88万、だっけな?40万くらいなら買うんだけど。     確かにちょっと高すぎるわ」 (中)「げ〜〜!!」 (本)「....沼田さんはもう、持ってるんじゃないんですか?」 (沼)「ええ。でも、もっと状態の良いものが欲しいの(笑)」 (Y)「あれって、ジャケットなしのが最初に出て、次にジャケット付きが出たんですよね?     エリックはジャケットなしのを持っているだっけ?」 (E)「うん。でも、5万円くらいだったヨ。     ホントはジャケットなしの方がレアなんだけど、ニホンのマニアはジャケット付き     の方が好きみたいだネ」 (Y)「実は、僕も欲しいんです。お金があれば買いますよ、多分」 (本)「う〜ん、ここにいると、自分が普通のヒトに思えてしまう(^^;)」 (中)「本多さんとは、お友達になれそうな気がしますね(笑)」(握手を交わす二人)
『LIVE AID/ATRANTIC 40TH』 (本)「そー言えば、Yasさんって昨日が誕生日だったんですよね?」 (全)「おお!おめでとー!」 (Y)「どうも(笑)1月24日って、75年のCleveland公演と同じ日なんですよ」 (中)「ほー!」 (Y)「エリックは70年のホノルル公演が誕生日なんだよね」 (E)「そう、すっごく嬉しい(笑)沼田サンは?」 (沼)「私は3月25日」 (Y)「75年のLA2日目ですよね。本多さんは?」 (本)「9月12日ですけど、多分LIVEはないだろーなー」 (沼)「うーん....聞いたことないですねー」(注:YESの72年 Newcastle公演と同じ〜!) (中)「あのね、俺の誕生日って7月13日で、LIVE AIDの日なんですよ」 (全)「LIVE AID〜!?」 (沼)「悲しいですね〜(笑)ちょっとヤダわー、LIVE AIDじゃ」 (本)「あれって、昼間にオンエアしてたんでしたっけ?」 (Y)「そう、あっちは夜だもの」 (中)「もう、前日からず〜っと、VIDEO回しっぱなしでしたよ。     ZEPPが出てきた時は『や〜っと出たァ!』って感じでしたね」 (本)「私はあの日、大学の飲み会の翌日でしたよ。     友達の家で朝テレビつけたら、いきなりZEPPで。実にラッキーでしたね」 (Y)「私はZEPPが出ることを知らなくて、THE WHOを目当てに見ていたんですよ。     そしたら、思いがけずにZEPPが出てきたんで、もう感動でした。     CMで切れていようが、南こうせつが訳の分からない事を言っていようが(笑)」 (本)「矢沢永吉も出てましたよ。あとオフコースも(笑)」 (沼)「出てましたね〜、オフコース」 (Y)「でも感動したな〜。あ、演奏は別ですよ(笑)」 (全)「(爆笑)」 (Y)「ポール・マルチネスのBassもひどかったねー」 (本)「あれ、TVのオンエアはバランスメチャクチャですけど、FM音源は意外と悪くない     ですよ」 (Y)「でも、Atlantic 40周年記念は、Audience録音でもひどかった(笑)」 (沼)「え〜、そんなのあるんですか?」 (Y)「ええ、あのHeartbreakerのひどさには泣きましたね」 (E)「もー、あれはゴミ!あれ聴いた時『Jimmyは死んで欲しい』と思ったヨ〜」 (本)「それは悲しい(笑)」 (Y)「なんか、ステージ前に散々待たされてナーバスになっていたとかいう話でしたよね。     あと、酒を飲み過ぎていたとか」 (本)「ヨーク本には『楽屋がYESと共同だったんで激怒した』とか書いてましたね。     あと、早く会場入りさせられてしまったとか」 (E)「いやー、ク○リのせいじゃないの〜(笑)」 (全)「おいおい(笑)
--- PART-2に続く ---