1985年 4月26日(金) Pink Cloud
横浜 ライヴ・スクエア・ビブレ


加部正義の認識では3月の香港のライブの後はバンドは解散し、Pink Cloudのことは忘れ、ゴールデンカップス時代の縁で東芝EMIから1985年12月21日に発売したソロ・アルバム「COMPOUND」の制作を開始した。

Charは自ら望んだとはいえ、好きなように創る音楽家とレコード会社との隔たりを打破すべく1984年をもって契約が終了したVAPから東芝EMIにレコード会社を移籍した。

行き詰まりを感じる状況を打開しようと、Vapレコードでの3人がやったものは何もが美化されビジネスとしてのレコードをどのようにパッケージしたら良いか、時には音楽的なアドバイスが出来るようなゼネラルなマネージャーがいない裸の王様状態を打開しようと東芝EMIのプロデューサーである石坂敬一氏を頼りに移籍し、その東芝EMIへのお土産として日比谷野外音楽堂でアルバム「aLive」のレコーディングを1985年 4月20日(土)に行った。

しかしその半面、ミニ・アルバム「aLIVE」のレコーディングに先立ち加部正義はCharから

「これで最後」

と聞かされていた。

この日から2か月後の1985年6月15日(土)、30歳の誕生日を翌日に控えたチャーは成田から単身ロンドンに向けて出国し3ヶ月間滞在した。
1988年3月23日に設立した江戸屋、そしてリリースしたアルバム「psyche」(88年6月発売)と「psyche II」(88年12月発売)のきっかけになった旅行である。

なお同時期、MCから1985年3月の香港ツアーの後にこの日の会場である横浜 ライブ・スクエア・ビブレ21で行われた日時がわからないライヴがあった。
観に行かれた方などにご教授頂きたいライヴの一つである。


セットリスト
No.曲名コメントcst
0.(Opening)バロック風チェンバロをB.G.M.にメンバーの登場
1.Pink Cloud
2.So Many Way
3.YOU MAY . . . 夢
4.Under My Skin
5.Falling Star
6.Apple Juice
7.Love To 'M'
8.B.Y
9.Last Night
10.In The Space
-
11.Give Me Your Smile
-
12.Would You Like It
13.Wasted
(M.C.)「それじゃ1曲、"指"。」
14.Finger
15.からまわり
16.You're Like A Doll Baby
(ENCORE)-
(M.C.)観客の声援、ウィットのある声援に「ウルセッ!」
17.Head Song
18.Shinin' You Shinin' Day間奏のギターがなんか存在感あるというか説得力がある。
19.金星のライオン
20.Smoky-
[SONGS]
cst: 41分 + 42分 = 1時間23分
[COMMENTS]



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