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ベンチャー企業の経営管理 平成11年3月24日に開催された東京総研株式会社主催「第20回 未公開株式研究会 テーマ:ベンチャー企業の経理の仕組み・作り方」 の講演録です。 U-6 M&Aによる組織再構築 M&Aする側、買った側の会社の話です。コンピューター関連業界の会社で、もともとはデータエントリーから入って、機器販売やシステム要員の派遣をしていましたが、なかなか男気のある社長で、業績もしっかりしていて、無事店頭公開してやっていたところにメインバンクから同じ業界の救済型M&Aが持ち込まれました。立派な本社を建てて資金がショートしてしまったんです。そういう会社、あるいは機器販売の小売店、インコムとかステップとか倒産した会社がたくさんありますが、その同業の会社を救ったり、ソフトウェアの流通関連やパソコンソフト開発会社などを買収して一部を合併しました。立派な会社同士で合併しても社内の融和に苦労するわけですが、この場合も、買った側があまり威張ったらいけないと社長が社内に指示し、合併されてしまう会社の体制が治癒されないままに会社に持ち込まれた部分がありました。 そのため、不良在庫や滞留債権がぼこぼこに出てきまして、私が見ていたある段階で、在庫40億のうち動かない商品が20億ありました。そんな筈はないと会社の人は言いますが、2ヶ月ぐらいしてもう一回来ると、同じ数量が残っており、不思議なくらい動かないんです。 すみません、この部分は、詳しい人には、社名がわかりそうなので、中略です。 「ベンチャーの経営管理」目次へ ベンチャー支援メニューへ |