沖縄 -八重山コンプ- 2日目




6月29日

 今日は黒島に渡り、シュノーケリングツアーに参加する。新城島、通称パナリは定期船が通っていないのでツアーに参加することが手っ取り早い。石垣のフェリー乗り場にはいつ造られたかわからないが、具志堅さんの銅像が建っていた。黒島に到着するとツアーの人が出迎えてくれていた。荷物はツアーのトラックに載せてそのまま舟に乗り込む。石垣のホテルから水着を着ているので、ズボンを脱ぐだけだ。フェリーターミナルで出迎える具志堅像
具志堅像
ツアー船
ツアー船
 パナリへ向かう途中に1本シュノーケリング。20分ほど珊瑚の海を堪能しパナリの上地島に上陸。パナリは上地島と下地島からなる。桟橋の横がシュノーケリングポイントとなっている。近くの岩陰で昼食タイム。パナリ桟橋
パナリ桟橋
桟橋横のシュノーケリングポイント
桟橋横でシュノーケリング
 島内は勝手に散策しないほうがいいと言われ、ツアーの人と一緒に桟橋近くのクイヌバナという高台に登る。ちょうど桟橋を見下ろす感じである。反対側を見ると、ゴツゴツとした岩とブルーの海のコントラストがすばらしい。

 桟橋のすぐ横に珊瑚がある事に驚く。手付かずの自然を感じる。カクレクマノミを発見。桟橋の上からその姿を確認できる位置であることに感動。
クイヌバナからの風景
クイヌバナからの風景
カクレクマノミ
カクレクマノミ
 ダイビング組と入れ替わりにシュノーケリング組は海に出でる。上地島と下地島の間で1本シュノーケリング。しばらくすると、みるみるうちに頭上に黒い雲が近寄ってきて雨が降ってきた。ピーカンだったのがウソのようである。しかしすぐに晴れ間が戻ってきた。ここではクマノミを発見。誰かがサメを見たのですぐに引き返してきたと言っているのを耳にした。上地島と下地島の間でシュノーケリング
上地島と下地島の間
クマノミ
クマノミ
 せっかくだということで下地島にも行ってくれた。引き潮だったため、浜から離れた場所に船を停め、そこから海に入り徒歩で上陸。これで新城島コンプと言ってもいいかな。内地には立ち入らないで浜辺だけで束の間の散歩を堪能した。潮溜まりにはウツボがいて、近寄ると口を開けて威嚇してきた。しばらく浜辺を歩くと、おそらく西表島からのカヤックツアーの人達が休息を取っていた。無人だと思っていたのでこちらもビックリしたが、あちらもビックリしたのかなと話をしていたところ、タイミングよく?カヤックに乗って海に出て行ってしまった。下地島
下地島
潮溜まりにいたウツボ
潮溜まりのウツボ
 パナリの桟橋に戻り、ダイビング組をピックアップして黒島に戻る。事務所に立ち寄り精算したあとに今宵の宿である「民宿くろしま」に送り届けてもらう。波照間や与那国でも使えたPHSが、ここ黒島では電波が一切入らない。

 早速シャワーを借りる。水のシャワーが、火照った身体には温水のように感じる。部屋のエアコンは1時間100円。トイレとバスは共同である。部屋にはふすまがあるだけで鍵はかからない。何かが動くのを感じたので、目をそちらに向ける。体が白い沖縄特有のヤモリ2匹がお互いの身体に噛み付きあっている。自然みあふれる宿である。夜中に屋上にあがると満天の星を見る事が出来ると聞いたので行ってみたが、雲があるためか星はまばらであった。部屋に戻るとそのまま眠りについてしまった。

 夜も更け夢心地でいるときに、「星がきれいだぞ、行ってみよう」などと大きな声で目が覚めた。しかし身体が起きてはこなかったので、行きそびれてしまった。次の日に宿に人に聞くと、えっ!?、星を見なかったの?、ヤシガニ?夜になるとそこらへんの道に這い出てるよ。」しまった〜。今度こそは黒島の夜を堪能せねば、と思ったある夏の日。
くろしま荘
くろしま荘
ヤモリのにらみ合い
ヤモリのにらみ合い



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