本日のオプショナルツアーは、民間人が行く事が出来る日本最南端の地、波照間島である。ちなみに日本が主張する最南端は沖ノ鳥島である。舟に乗り西表島を抜ける頃から波が荒くなってきた。少々ビビッたが、去年訪れたマカオから蛇口への揺れに比べれば全然たいしたことない。そう考えると気持ちが落ち着き、旅の疲れもあり居眠りをこいてしまった。 波照間港に着くと何台かのバスが待ち受けていて、その中のマイクロバスに案内された。同乗したほかの観光客が、「波が荒くてなかなか来る事が出来ず、3回目の正直で波照間に来る事が出来たんだよ〜。」という声が聞こえた。1回で来る事が出来たのはラッキーだったのかもしれない。最初に向かったのは公民館前でトイレタイム。「名石共同売店」という売店で「泡波」という泡盛を発見。泡波は入手困難と聞いていたので、そそくさとゲット。ミニチュアボトルしかなく、しかも一人当たりの購入制限が付いていた。 2008年10月に運行が休止となった波照間空港を通り過ぎ、高那崎でバスを降り観光タイム。海岸線と紺碧の海の構図が画になる。何枚も写真に収める。 | ![]() | ![]() |
星空観測タワーを通り過ぎ日本最南端の碑へ向かう。目の前には海と岩場が広がる。海に近づき崖の上からソロソロと海を覗き込む。絵具を落としたような真っ青な海と、岩で弾けた白のコントラストが見事である。しばらくは見とれてしまった。釣りをしている人がいたが地元の人であろうか。 | ![]() | ![]() |
次に向かったのは島の西側に位置するニシ浜ビーチ。美しいビーチである。砂浜の岩・赤レンガの屋根の東屋・ビーチへの進入路、全てがこの風景に欠かせないパーツである。ビーチそばのペンション最南端にて昼食を摂る。食事をランクアップしたグループはここからマイクロでほかの場所に向かった。この場所にて合流するまでは自由時間である。ペンションの屋上に上がらせていただきビーチを望む。アングルを変えるとまた違った味わいである。 この島ではあちこちにヤギの姿を見る事が出来たが、ガイドさんによると、放し飼いをしているわけではなく、食用に持ち込んだヤギが野生化したそうだ。ペンションにもヤギが飼われていて、とても人に懐いていた。あっという間の波照間観光であったが、次回の時には宿泊で訪れたい。 | ![]() | ![]() |
午後2時を少し回った頃に石垣に到着。夕飯にはまだ早い時間である。ホテルでもらったレンタカーのパンフを取り出し、今から借りる事が出来るかどうか電話してみた。30分ほどで車を港まで持ってきてくれ、その場で手続を行った。沖縄の民族などの資料センターのような「やいま村」に立ち寄る。ちょっと前までは「八重山民族園」と呼ばれていたそうだ。人が少なく少々寂しかったが、ゆったりと園内を練り歩く事が出来た。ANAのクーポンを使って、民族衣装を着たり、ガイドツアーに参加したりして、思った以上に満足のいく時間を過ごす事が出来た。 初日の天気があまりよくなかったので、再び川平湾を訪れた。前に訪れた時と違い、風もなく穏やかな空間が広がっている。そろそろ夕刻に近づいてきたので、夕日で有名な「琉球観音埼灯台」を訪れる。しばらく待っていると日が傾き始め、周りの空が黄金色に染まってきた。夕日を見る人がどこからともなく集まってきた。雲が多く日の入りの瞬間を見る事は出来なかったが、それでも黄金色の空を見る事が出来てよかった。 | ![]() | ![]() |
宿に戻る途中「舟蔵の里」という沖縄料理屋にて夕食を摂る。なぜここにしたのかというと、やはりANAのクーポンがあったからである。今回の旅はクーポンが大活躍である。なかなか立派な店構えで、クーポンを利用するという事で少し臆してしまった。ラフテーやミミガーなど代表的な沖縄料理が次々と運ばれてくる。お上品な味で沖縄料理が苦手な人でもいけるかもしれない。 デザートを待っていると、白いヤモリが窓の外にチョロチョロと出てきた。白いヤモリは沖縄ではメジャーらしい。しばらくすると小さい蛾をパクリ。と同時に一回り大きい別の茶色いヤモリがそのエサを奪いかけたが、特に争いもなく2匹ともジッとしている。 大満足の夕食を摂った後は昨日の反省もあり、そのまま間食もせずにホテルに戻り明日に備えた。 | ![]() | ![]() |