7月14日

 帰宅日の今日は、男鹿半島を一周して秋田空港へと向かうつもりだ。男鹿半島の付け根にある「天王温泉くらら」に立ち寄ったあとに、潮瀬崎というところで車を停める。ここには見る方向によりゴジラに見えるという「ゴジラ岩」がある。暫らく走り男鹿水族館GAOを見学する。ここから半島の先っぽの入道崎までは、道幅がやや狭いさみしい道が続く。行き交う車もほとんど見当たらない。本当にこの道でいいのか時折不安になる。所々で海が顔を覗かせる絶景ポイントが息を呑む。ん?ゴジラ?
ゴジラ岩
水族館の外観
男鹿水族館GAO
 目の前が開け、入道崎に到着する。北緯40度センの看板が目に入る。お土産屋が立ち並び、観光バスが何台か駐車している。時折吹く風が寂しげだ。東大や展望台にも行ってみたかったが、時間の都合上入道崎を後にした。道を間違った?
入道崎への道
入道崎の記念写真用と思われるベンチ
入道崎
 入道崎を少し走ったところにある「美野幸」という食事処で昼食をとる。今が旬であるうに丼にそそられたが、この店の名物である「石焼定食」を注文した。木桶の中に入ったおだしの中に、鯛の切り身と野菜が入っており、熱した石を桶の中に入れると沸騰すると言うものである。塩味のおだしが上品な味わいを醸し出している。ご飯に掛けてお茶漬けにしても絶品である。何より一人前から注文できるのは、一人旅の食事としてはうれしい。

 食事のあとは帰りのフライトまでの時間は、秋田の健康ランドめぐりである。「湯浴ランドおが」でひとっ風呂入り、観光名所である寒風山回転展望台に行こうとしたら、展望台入口付近は霧で視界が良くない。少々の霧でも折角だから、行ってみようと思ったが、あまりの霧の濃さに断念した。残念であるが次の健康ランドに向かう。
サッパリ塩味でかなりいけます
名物石焼定食
キ・キリが・・・
寒風山回転展望台付近
 「砂丘温泉ゆめろん」、続いて「ポルダー潟の湯」に立ち寄り、八郎潟の埋立地を走らせる。小学生の社会科の授業で見た日本地図に載っていた八郎潟は、子供心に、すごい大きな湖だな〜、日本にこんなところがあるんだ〜、一度は行ってみたいな〜、と感激していた事を思い出した。この歳になって、やっと訪れた時には埋め立てられていたのは少し残念である。快適な直線道路が続き、途中「日本一低い山 大潟富士」を見つける。ん?標高ゼロメートル?確かに低いが、こんもりとした丘になっているのにゼロメートル?帰宅後調べてみると、「日本一低い山」は記念行事で人工的に造られたものだそう。この干拓地は海抜がマイナスであり、この山の高さは3.776mで、標高がゼロとなるように造られたという。3.776という数字は、富士山の標高の1/1,000である。

 そんなこんな(どんなだ?)で、今年の夏休みの旅行は温泉中心となったために、温泉以外の観光地のレポはあまり充実していなかったかもしれない。初見の地を訪れるのはワクワクする事を、今更ながら再認識させられる旅であった。
果てしなき道を行く〜
八郎潟埋立地
標高ゼロメートル?
日本一低い山 大潟富士



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