ひとりごと -湯布院&別府-


 2,800以上の源泉があり、世界に11種類ある泉質のうち10種類が存在するという別府、温泉通にとっては一度は行かなくてはならない場所である。詳しくは別府八湯めぐりを参照ください。この夏は熊本空港から福岡空港に抜け、温泉三昧してきました。
1日目  この日は熊本空港から阿蘇山を抜けて湯布院を目指します。レンタカーを借りると早速阿蘇山の麓にある阿蘇健康火山温泉に立ち寄ります。そのあとは阿蘇山に登ります。ふもとの駐車場に車を停めてロープウェイで頂上に向かいます。ロープウェイの窓から道路が併走している?ひょとして車でも頂上に行くことが出来たの?少々調査不足でした。山頂の地中から吹き出ている湯気と熱気の評判は「すごい」とか「地球の偉大さを感じる」とか賛辞が並べられていましたが、大涌谷などを見慣れている自分は少々期待ハズレ。いや、不満だったわけではないのですが、もっと大規模を想像していたために、肩透かしを食らった感じでした。

 帰りに車から眺めた「草千里」は壮大で、周りの景色の緑が鮮やかで、時間があればもう少しゆっくりしていたかった。次の立ち寄り湯の「夢の湯」に向かう途中では、道端で牛がのんびりしていて、のどかさが時間を支配していきました。

 阿蘇を抜け湯布院の途中に、今や知名度が全国区になった黒川温泉にも、「穴湯」という共同浴場があると言うので、立ち寄ることにしました。黒川温泉はたしかに素朴で風情があるのですが、規模はそれほど大きくなく、周りにもなにもないところで(それがいいのかもしれないのですが)、素朴すぎる?という感想です。きっとPRの仕方がうまいのだろうなと思いました。何度も言うようですが、決して嫌いなところではありません。むしろ好きなタイプです。

 黒川温泉をあとにし、湯布院へ暗くなる前に到着しました。宿に向かう前に何軒かの共同浴場に立ち寄ることにします。はじめに行ったのは金鱗湖のほとりにある「下ん湯」。金鱗湖は朝もやが幻想的で、その名を全国的に知らしめています。見た目、普通の池が全国区なんてすごい。朝はカメラマンが立ち並ぶそうです。近くにある「ぬるかわ温泉」、湯布院温泉街にある「ゆのつぼ温泉」、大通り沿いにある「蛍の湯」と立て続けに制覇し、今宵お世話になる宿、「ゆふいん山水館」にチェックイン。う〜ん、まだ明るいな、さすが九州。本州より日の入りが長い。夕食前にもう一軒と思い立ち、宿から徒歩10分ほどにある「クアージュゆふいん」に。有名温泉地で1名宿泊できるなんて、つあーならではですね。しかし個室での1人夕食はなんとも味気ないですな。思わず店員に「1人だとなんか寂しいですね」なんて洩らしてしまいました。すると「そんなことないですよ。お一人の方はよくいらっしゃいますよ。」とフォローしてくれました。あとで考えると、ここで間が空いてしまうと、どうしようかと思いました。ちなみに男の店員ですよ。な〜んにも下心はありません。

 ちなみに湯布院と由布院の違いってわかります?本来は由布院と言っていて、昭和30年に由布院町と湯平村が合併して湯布院町となったそうです。町名は湯布院、温泉名は由布院と言われているそうな。 


ひとりごとTOP         2日目へ