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ここに辿り着くまでに苦労しました。探してもなかなか見つからず、近くのコンビニの店員に聞いても分からず、とりあえずこの日はあきらめ、別の温泉へと向かいました。しかし、日が変わってもう一度チャレンジしようと心機一転探しまくりました。執念の甲斐あって、やっと赤茶けた「神丘温泉」看板を見つけたときには、心の中で小躍りしてしまいました。 扉を開けるとそこは昔ながらの風情が吹き出している駄菓子屋でした。店の人にお金を支払い入浴の要領を簡単に教えてもらい、店に入ってすぐ左の扉を開けると、薄暗い廊下の壁際にいくつかのカゴが並んでいました。「こ・これはオイラ1人だからいいものの、女の人と鉢合わせたら少し恥ずかしいな」と思いつつ、いそいそと服を脱いでカゴに入れて手前の扉を開けると、ほぼ正方形の浴槽に単純泉がたたえられていました。むぅ、熱い。しかししばらくするとジワッと温泉成分が身体を包み込んできたのか、熱さになれてきた。これだけでもいい温泉であるが、ここに来た目的は次の鉱泥泉だ。いそいそと裸のまま廊下に一度出て奥の扉を開ける。入ってすぐに男湯と書かれたカラの浴槽があり、奥の角のほうに3人も入ればいっぱいの正方形の浴槽が見える。そこには白っぽい泥湯がたたえられてた。そうこれが目的である鉱泥泉であった。混浴であるそうだが、この日は自分一人でした。 おそるおそる入ってみると、肌にまとわりつく感触はサラサラしているが、足の裏から伝わってくる感触はヌメヌメとしていて、ちょっと自分には馴染むことが出来そうもない。 駄菓子屋を営んではいるけれど一般のごく普通の家ですよ。これはさすが別府だと思わずにいられなかったですね。別府という日本を代表する大温泉地の奥深さを感じずにはいられなかったです。 | ||
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