2019.07.15
 『欲望の資本主義』欲望の貨幣論▽やめられない止まらない…特別編(BS1)を見ながらメモ。

・岩井克人『貨幣論』:貨幣は根拠を持たない。自己循環的に根拠付けられる。
・ケインズ:人間は『流動性選好』を持つから、何にでも交換できる貨幣を求める
・アリストテレス:都市化により貨幣が生まれた。人々は貨幣によって共同体の束縛から逃れ、独立した市民となる。しかし、貨幣は無限の欲望を生む。これは社会を崩壊させる。偽りの善からはいつか時が経てば悪が現れてくる。
・アダム・スミス:『見えざる手』を強調するあまり、貨幣についての思考を止めてしまった。
・ケインズ:株式投資と最も投票の多い美人を選ぶ美人コンテストの類似性。対象の価値を見ないで、他の人が何を選ぶかを考える。大衆の評価が凡庸なる偶像を作り上げる。合理的な行動が不安定性を生む。
・スティグリッツ:産業革命、啓蒙主義⇒科学的方法、生産革命、技術革命=差異を生む。常に新しい存在を見つける。情報空間に価値ある存在を作り上げる。
・岩井克人:純粋な市場経済(外部の無い世界)は崩壊する。評価経済(貨幣の替りに個人データが使われる)のディストピア。
・カント:内的な価値『尊厳』を説いた。他のものに交換できない。自分自身の領域を持つ事。
 
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