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神々の山

 

涯てしない沈黙の向こうの

湖に浮かぶ朝もやの向こうの

青い空に聳える

神々の山。

 

白い雪の上で、

永遠の沈黙の上で、

神々の赤い輝きが

朗々たる笑いを発している。

 

下界では老人が船を漕ぎ、

ゆっくりと釣り糸を垂れている。

小鳥たちが木陰で、

新しいさえずりを始めている。

 

シヴァは踊りを止め、

剣を置いて、瞑想しているのだろう。

朗々たるトキの断片が

羅刹たちの遊星を歩きすぎた。

 

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向殿充浩 (こうでんみつひろ) / 第7詩集『架空世界の底で』