関西空港交通(KATE)
その2
開港数年で必要台数に達し、暫く動きのなかった、関西空港交通(KATE)だが、2001年以降、路線拡大と車両入替により、新車の導入が再開した。また2004年下期より、行先幕のLED改造も実施されている。 また2003年以降の導入車は車内に液晶も装備されている。 |
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高松線用として2001年の納入されたセレガR FDの第一号。また和泉200番台のKATEの第一号。 現在はLEDに改造されたが、幕時代の写真。
関西空港 |
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エバー航空のラッピング塗装になった和泉200か153。 下のラッピングバスと兄弟カラーで、こちらはエバー航空がメインとなっている、台湾の広告。 2001〜2002年までの導入車は写真のようにリアスポイラーが装備されている。 関西空港 |
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台湾観光協会のラッピング塗装。 上のラッピングバスと兄弟カラーで、こちらは台湾観光協会のラッピングで横がエバー航空の広告となっている。 関西空港
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2008年H.I.S.ラッピングのセレガR 関西空港 和泉200か250(KL-RU4FSEA) |
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奈良の大和ならぬ、呉市の大和ミュージアムのラッピング車両。(2008年) 関西空港 和泉200か161(KL-MS86MP) |
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呉市は戦艦大和建造の街のようで、戦艦大和も描かれている。 関西空港 和泉200か161(KL-MS86MP) |
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MS829P時代も数台が三菱純正ボディで納入されていたが、2001年のMS86MP以降は純正ボディで納入されるようになった。関東地区ではあまり例がないが、直結エアコンはDENSO製のエアコンが搭載されている。
小雪の舞う 京都駅八条口
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2001年に導入された、KATEの86エアロの第一号。 リアも東京空港交通では見られない、リアスポイラーが装着されている。
関西空港 |
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2002年になってからは、日野車を中心に若干の三菱車、そして日産は超少数となった。 写真は2002年導入のでこっぱち スペースアロー。
KATE唯一のでこっぱちのこの後の日産車(2004年)は、既に富士重工撤退後で西工C-1(02MC)ボディとなっているため、非常にレアな車両。 関西空港 和泉200か253(KL-RA552RBN) |
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でこっぱちの公式側。 東京空港交通には同形式車が多数存在するが、東京空港交通はスイング式トランクを採用しているのに対し、KATEはスライド式トランク(横開き)を採用している。 関西空港 和泉200か253(KL-RA552RBN) |
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でこっぱちのリアも模様。 リアスポイラーも装備されている。 関西空港 和泉200か253(KL-RA552RBN) |
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2008年 EVA AIR 関西-ロサンゼルス直行便就航のラッピング。 関西空港 和泉230い1601(KL-RU4FSEA) |
2004年に多数のセレガRの中にまぎれ、2台だけ導入された、西工車。正面のデザインも、KATE初の02MCになった。 東京空港交通で採用された、客席の大型窓も採用された。またトランクがスイング式となったのもKATEでは初?(関西地区はスライド式が主であった)。 見た目は上の和泉200か253と違えども中身は全く一緒の日産スペースアローため、東京空港交通では同じR5の略称がつけられている。でこっぱちに続きレアな存在。 関西空港和泉200か1612(KL-RA552RBN) |
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02MCのリア。 でこっぱちと違い、リアスポイラーは装備されていない。 1603は元々和泉230あ461である。459,460のセレガRも1601,1602に改番された。 関西空港 和泉200か1612(KL-RA552RBN) |
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2004年導入のセレガR。2001年の車両と比べるとリアスポイラーがなくなった。2004年以降希望ナンバーを採用している。また車内には液晶を装備するようになった。
ナンバーの頭の2桁は導入年号と思われる。 京都駅八条口 |
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2011年3月撮影。タイ国際航空の日本就航50周年ラッピングになったセレガR。 ITMにて(9:50発) 和泉230あ1605(KL-RU4FSEA) |
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2003年の空港連絡仕様のセレガRが登場して以来はメーカー標準仕様で納入をしたのか、リアスポイラーがなくなった。 写真のようにバックアイもむきだし状態で取り付けられている。
関西空港 |
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セレガRの車内の模様。
和泉230あ1709(KL-RU4FSEA) |
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2004年以降の導入車両に設置されたTFT液晶。少々運転手よりに設置されている。
和泉230あ1709(KL-RU4FSEA) |
2006年ついに新セレガが登場。関西空港内のバスプールに留置されている、日野/JBUS製 新セレガ(2006.3.18)。りんくう車庫内にも2台の新セレガが見えたので、計3台は納車された模様。 シートカバーも装着されていないので、運行前?
関西空港バスプール(南) |
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公式側の写真。 同時期に中型の日野メルファも導入された。こちらも時期が少しずれれば新セレガになったか・・ 関西空港バスプール(南)・空港運行事業所 |
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KATEの新セレガ横の模様。トランクはやはりスイング式が採用となった。 ピラーは窓部分まで伸びず、前方一つ目の窓も開閉式となった。 関西空港バスプール(南) |
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早速運用に就いた新セレガ。
ハービス大阪 |
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2006年には10台の新セレガを導入したが、そのうち年末に導入された1807〜1810はPKG-RU1ESAAとなった。 リアの右下にはPKGの証、青と緑のシールが貼られている。 1801-1806同様に側面のガラスにスモークは入っていない。 関西空港 和泉230あ1808 (PKG-RU1ESAA) 2008.8 |
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2015.3.21〜2016.3.Eまで8年半ぶりに復活した関西空港(KIX)からロス(LAX)のJAL便のラッピングバス。関西空港交通と大阪空港交通で同様のラッピングが施されている。 和泉230あ1808 (PKG-RU1ESAA) 2015.4 空港運行事業所 |
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2007年導入車からは側面窓全面にスモークが入った。19で始まるバスは1901-1904の4台が導入された。 因みに1901は「和泉230い」となっている。 なんと、このうち1901,1902は御坊南海バスへ2013年夏ごろ移籍となった。 二条駅西口 和泉230あ1902 (PKG-RU1ESAA) 2008.8 |
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2007年には貸切も導入された。 正面・リアに加え、乗降口横にも行先表示LEDがついており、路線でもすぐに使用できるようになっているが、車内にはLEDファイバー照明も装備され観光仕様となっている。 行先表示のLEDは観光時は関西空港交通と表示されている。 新大阪駅 和泉230あ7003 (PKG-RU1ESAA) 2010.3 |
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正面、サイド、リアのkankoのロゴが入っており、区別がつく。 少なくとも、あ7002,あ7003,あ7004,あ7005は貸切仕様。(kankoロゴ付き) 7002、7003はその後路線に転用。 トイレ付き、補助付き52人仕様。 新大阪駅 和泉230あ7004 (PKG-RU1ESAA) 2008.9 |
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リアとサイドのkankoのロゴ。 区別はつきやすい。 新大阪駅 和泉230あ7004 (PKG-RU1ESAA) 2008.9 |
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元号の2桁を頭につける希望ナンバーを使用してきたKATEだが、2007には突如70-で始まる番号が採用された。 あ7006,い7007を確認した。(こちらはkankoロゴがない) 7006は「限定」扱いとなっているが、70-番台の意味は?(貸切兼用?) 松井山手 和泉230あ7006 (PKG-RU1ESAA) 2008.8 |
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2008年は再び20で始まるナンバーに戻った。 か2001、か2002、え2003の3台を導入。 関西空港 和泉230か2001 (PKG-RU1ESAA) 2008.8 |
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2009年導入車も大きな変化は見られなかった。 い2101、い2102の2台のセレガが導入された。 関西空港 和泉230い2102 (PKG-RU1ESAA) 2012.8 |
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2010年の関西空港交通の導入車は2台のセレガ。 運転席下・乗降口下のウィンカーが少し大きくなった。え2201、あ2202を確認。 PKG代のセレガ(平成27年度燃費基準達成車) 和泉220あ2202 (PKG-RU1ESAA) 2012.8 |
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2011年車はクリーンディーゼルシステムを開発し「AIR LOOP」と名付けられた。PCS:プリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減ブレーキシステム)が搭載されフロント部分にセンサーがつき、イメージが少し変わった。ライト間の銀のメッキガーニッシュも装備された。 フロント上部のマーカーランプの白のLEDになった。関西空港交通の2011年のセレガは、あ2301〜あ2302の2台のみ導入。 和泉230あ2301(LKG-RU1ESBA) 2012.8 |
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2011年には関西空港交通になんとエアロエースが導入された。 日野車一色だったが2002年以来の三菱車となった。 あ2303、あ2304の2台を導入。 エアロエースのマーカーランプも白のLED。 和泉230あ2304 (LKG-MS96VP) 2012.8 |
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エアロエースのリア。 乗降中はLED表示が行先と「乗降中」が交互に表示される。 19:35発神戸三宮・谷上行。(2012.8) 和泉230あ2304 (LKG-MS96VP) 2012.8 |
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2012年はQPG代(H27年度燃費基準+5%)のセレガを納入。 あ2401〜あ2408が納車された。 2012年より、側面窓のスモークがより濃くなった感じがする。 和泉230あ2403 (QPG-RU1ESBA) 2015.4 |
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2011年度の車両からリアスポイラーの形状が変更になった、セレガ。 和泉230あ2402 (QPG-RU1ESBA) 2012.8 |
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2013.11.1〜2015.3.31まで南海バスと関西空港交通の2社で運行された、KIX〜名古屋駅(名鉄BC)のリムジンバス。 2014年3月からは関西空港ベースのLCCであるpeachの名古屋からのリムジンバス乗継のラッピング車両が使用されていた。(南海は1358がラッピングされた) 和泉230あ2407 (QPG-RU1ESBA) 2014.7 名鉄BC |
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2015.3.Eで関空・名古屋線が撤退になった後、車両は変わらず、関西空港交通2407号車のpeachラッピングは継続になった。ラッピングから名古屋の文字は消え、peachの就航都市名に変わった。 和泉230あ2407 (QPG-RU1ESBA) 2015.4 |
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2013年の関西空港交通は2012年導入車と同じ仕様で導入されたが、2013年車両からはデイタイムランプ(青色LED)が装備され、日中の被視認性が向上した。 あ2501〜あ2505までが納車。2014年のあ2601〜2603までがQPG代のセレガとなった 和泉230あ2503 (QPG-RU1ESBA) 2015.4 |
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2014年導入のセレガの車内。 液晶も多国語対応になり、プラズマクラスタも車内に設置されている。 和泉230あ2601 京都駅 2015.4 |
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2014年導入のセレガの車内。 2015.4.25で市内に延伸した京都線などでも京都駅の先のバス停ではストップボタンを使用する。 補助席は肘掛収納タイプとなった。(2012年車両セレガは外付けタイプの補助席だった) 和泉230あ2601 |
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2014年は、あ2601〜あ2608までを導入。和泉230あ2604〜はQRG代(H27年度燃費基準+10%)となった。 2014.9.4に関西空港交通は20周年を迎え、2606号車は開業20周年記念車両となり、青白逆転した白基調の塗装(ラッピングでなく)で納車されデビューした。 和泉230あ2606 (QRG-RU1ESBA) 2015.4 本社・りんくう営業所敷地外より |
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関西空港交通20周年記念塗装の車両。 清々しいカラーリングとなった。 この日はKIX13:30発和歌山行として車庫から出庫してきた。 青色のデイタイムランプも関西空港交通の塗装に似合っている。 和泉230あ2606 (QRG-RU1ESBA) 2015.4 |
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関西空港交通20周年記念塗装の車両のリア。 通常はシルバーのメッキガーニッシュが青色に塗装されているのが特徴。 20th Anniversaryのロゴも入っている。 和泉230あ2606 (QRG-RU1ESBA) 2015.4 |
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2015年もセレガを継続投入。 新しい車両は比較的京都線に入っている。 あ2701、あ2702を確認 和泉230あ2701 (QRG-RU1ESBA) 2015.4 |
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4年ぶりに関西空港交通のエアロエースが導入された。2015.3.21から運行開始したこの車両はJAPANESQUE CABIN(ジャパネスク・キャビン)という特別仕様の車両で投入された。茶色系のシートに木目調の床、桜をあしらったシートカバーと和のテイストを醸し出した車内となっている。(エアロエースの補助席は肘掛収納型)
左右のライト下に横長のデイタイムランプ(青色LED)も取り付けられている。 和泉230あ2703 (QRG-MS96VP) 2015.4 |
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関西空港交通のJAPANESQUE CABINは車内デザインを一新し、東京空港交通のSuperCabinと同じようなコンセプトだが、車内は11列シートと従来車と同じピッチとなっている。 JAPANESQUE CABINのロゴが目立たないのはSuper Cabinと同じ感じで残念。 和泉230あ2703 (QRG-MS96VP) 2015.4 |
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関西空港交通では平成27年まで希望ナンバーの頭2桁が元号だったが、平成28年(2016年)からは西暦が頭につくようになった。2016年は和泉230あ161,162を2017年は和泉230あ171,172,173を確認。 JAPANESQUE CABIN同様のシートが採用されている。 和泉230あ162 2017.3 |
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ナンバーに西暦に使うようになった2016年車からは、セレガながらJAPANESQUE CABIN(ジャパネスク・キャビン)同様の車内仕様になった。 茶色ベースの和の車内になり、従来の青系からは大きく印象が変わった。 和泉230あ173 2018.6 |
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客席と運転席の仕切りもシートに合わせ茶色に仕上げられている。乗降部にはICカードリーダーが取り付けられている。 和泉230あ173 2018.6 |
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新セレガと同時期に関西空港交通に納車された、メルファ。2006年の納車。 床下にトランクはなく、車両後方が荷物スペースになっている。後方から2つ目の窓の部分が荷物用の扉になっており、ここから荷物の出し入れを行う(公式側のみ)。 クルー輸送でホテルから空港へと向かう。 和泉230い303 (PB-RR7JJAA) 2015.5 |
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クルー輸送に就く303号車。 い301〜い304、あ305〜309の9台が納車。 関西空港のクルー乗り場で待機中。 和泉230い303 (PB-RR7JJAA) 2008.8 |
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関西空港交通でも南海と同時に2006年に導入したりんくうシャトル用のバス(7m車) 関西空港 和泉200あ335 (PA-MJ26RF) |
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りんくうシャトル専用車からワイントンホテル輸送用となり、関西空港交通塗装に変更された。エアロミディMJ。 行灯もりんくうシャトルからワシントンホテルになった。 和泉200あ335 (PA-MJ26RF) |
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2013年に、あ6001〜あ6004の4両の中型のセレガ(セレガハイデッカーショート)が関西空港交通にクルー輸送用として導入された。(9m車) ホテルのエントランスでクルーを待つ。 リムジンバスはホテルのエントランスが似合う。 和泉230あ6002 (LDG-RU8JHBA) 2015.5 |
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路線バス同様に、青色LEDのデータイムも装備された。 貸切での登録だが、フルサイズの貸切車両と違い、クルー輸送専用車と位置付けているのかkankoのロゴは入っていない。また側面にLED装置も装備されていない。 和泉230あ6003 (LDG-RU8JHBA) 2015.5 |
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関西空港交通のセレガハイデッカーショートのリアの公式側。 和泉230あ6002 (LDG-RU8JHBA) 2015.5 |
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リアのメッキガーニッシュの部分にはフルサイズの車両には入っていないHINO S'ELEGAのロゴがはいっている。(乗降扉脇も同様) 和泉230あ6003 (LDG-RU8JHBA) 2015.5 |
関西空港ではKATEカラーで運行をしている共同運行会社もある。 | |
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2008年。 リムジンバスの運行地点の上本町のシェラトン都ホテルのラッピングとなった、近鉄バスのセレガR。 近鉄のセレガRのリアには写真の通り方向幕がついている。 関西空港 大阪200か646(KL-RU4FSEA) 8101 |
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近鉄バスは変わらずKATEカラーを使用。 車両は茨木線に充当されている、鳥飼所属のセレガR FD。2001年の導入車 関西空港 |
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