300B ドライブに適した76はどれ? その2
2025.9.7
先にお見せした3種類の76をドライブ段に用いた300Bシングルアンプの歪特性(1kHz)です。 以下の3測定は、1983年Western Electric 製300Bの場合です。 周波数は1kHz、LPF80kHz,、VP-7723Aで測定しました。 このアンプは、初段6C5の3段構成で、アウトプットトランス2次側から76のカソードへ 約2.6dBの軽い負帰還をかけてあります。 1枚目:単独で最も低歪だったRCAの76をドライブ段に使った場合、 2枚目:中間のマツダ76、3枚目:やや歪多めだったUnited Electron (Sylvaina製)76の場合。
歪が1%に到達する出力は、上から2W、3.2W、4WでUnited Electronの76の場合が最も低歪です。 これは、300Bと76の間で2次歪の打ち消しが生じる為です。 実際、United Electronの76の場合、オシロで見た残留歪は、0.2W付近から上では、 ほとんど3次高調波です。 (なお、初段6C5の歪が大きな影響を与えていない事は、2段構成との比較で確認してあります。)
以上はWE300Bの場合ですが、ロシア、中華、それぞれとの組み合わせの状況は異なるようで、 適材適所が重要です。なお、音が良いかどうかは、歪特性だけからは分からないことは、 皆さんご存知の通りです。
次回以降、80Hz, 10kHzの結果やElectro Harmonix 300Bの結果をお見せする予定です。
戻る
進む
目次へ
質問,コメントは以下のブログにお願いします.
URL:
https://colorkonan16.asablo.jp/blog/