陳 述 書
第35回日本SF大会のオープニングアニメーションに関しまして、次に述べる内容に
相違のないことを認めます。
1トイメディアデザインについて、
1995年四月*****設立。
代表、森山弘樹、スタッフ二名***個人名***
三次元CG関連のツールならびに映像等の制作業務を行う。
2依頼の経緯
1995年夏から秋にかけて、寺西、森山間で、相互に何か大会でできないかと
の話の中から、オープニングアニメ(以後OPA)という企画が出て、実質的に
双方が相互に話し合って、条件等を決め、合意した。
3菱田氏の関与について、
1996年四月頃、菱田氏より森山へ「OPAを制作しているのですか」との問
い合わせがあり。続いて「***団体名(大学サークル)***(以下、団体C)を制作に加えて欲しい」との申し出がある。このとき、制作費
等については取り交わしは無いが、アマチュアであり、金銭の授受は発生しない
との暗黙の了解があると認識していた。
以後、菱田氏は交渉には関与せず、団体C、の***個人名***(以下M氏)と森山が交渉を行
う。
「アクティブピン」という団体については、その当時全く知らされていなかった。
また、そうしたプロダクションが介在する話をその時点で持ち出していたならば、
映像制作の主旨からいって菱田氏には依頼しなかった。
「アクティブピン」は、菱田氏から実行委員会宛に送られてきた請求書に記され
ていたもの。 実行委員会の西田氏が質問したところ、制作会社であるとの回答
を得た。
ここでも、制作費についてはM氏および菱田氏と特に取り決めは無かった。
具体的に作業としては1996年六月頃にM氏へ動画データの彩色を依頼、こ
の仕事量は、OPA全体の10〜15%程度、なお、団体Cの協力が無かった
場合もOPAは無事完成が見込まれていたが、菱田氏にねじ込まれた形で団体C
が参加したという結果であると認識している。
団体Cの参加について、菱田氏以外の実行委員からの示唆やお願いは全くなかった。
団体Cの担当した作業は彩色のみであり、動画やデザイナーの必要となる作業
は全く無かった。 この作業分担については、本作品の監督である***個人名***
氏が証言できるところである。
また、団体Cへ依頼した仕事をトイメディアデザインが外注したとした場合、
報酬としては五万円程度が妥当と思う。
4制作費について
2での寺西、森山間での合意内容は、OPA制作費については請求はしないもの
とする。ただし、トイメディアデザインの営業活動において、業績としての広報
使用(販売を除く)は妨げないものとする。というものであった。これについて
は現在も異議は無い。
九月に菱田氏より132,210円の入金があった件について、大会直後に菱田
氏より「制作費としてかかった費用の清算を行いたい」との申し出があり、実行
委員会からの申しでとの認識で、OPAの制作においてかかった費用の内、人件
費を除き、交通費、メディア代の二点について算出し、菱田氏に知らせた結果で
ある。
上記の清算については、菱田氏からの話のみで進められたものであり、他の実行
委員がこの件について話に加わったことはなかった。 なお、菱田氏から領収書
について提出を求められることはなかった。
内訳については、大阪−北九州、新幹線4往復、フェリー2往復の交通費120
,030円、ビデオ収録に使用したベータカムテープ、およびMOディスク等の
メディア、12,180円である。
付け加えるならば、当初はこの費用についても請求はしない予定であった。実質
的に実行委員会に払えるとも思っていなかったという事もある。
また、菱田氏およびコクラノミコン実行委員会に対して財政が苦しいといった
り、制作費の請求をした事実はない。
5著作権について
映画等における著作権と同様の扱いをする事を希望する。
具体的には、制作に関わった各人が人格権を持ち、コクラノミコン管理委員会が
残りの出版権、複製権等の営利に関わるすべての権利を持つ。ただし、ここで人
格権として主張されることは、改変等の他、大会の財政に寄与する目的の為に作
られたという事情から、コクラノミコン管理委員会以外の第三者の営利目的に使
われる事は認められない、ということを含む。
6ビデオの販売について
OPAのビデオ化については、5で述べた通りであるから、すべてコクラノミコ
ン管理委員会からの依頼に基づいて行われる。また、二次利用に関しては、トイ
メディアデザインは管理委員会の利益を侵害しない範囲で販売以外の利用ができ
るものとする。
トイメディアデザイン 代表 森山弘樹
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