Turbo Linux Workstation 日本語版 6.0のmoduleの再構築

注意
 ppxp(tkppxp)を使っている人はこれから行うことはしないでください。ppxp用のモジュールを組み込むことをしていません。そのため、以下のことを行うと使えなくなってしまいます。Blackboxの方が落ち着いてきたらこちらも追加して、モジュールの組み込みを行うつもりです。
 
 これまで、モジュールのディレクトリは消してきませんでした。そのままの状態で使っていました。前にも書いたけど起動時にメッセージが出てうざいので何とかしたいと思っていたので今回何とかしました。
 以前、pcmcia-csのソースがインストールされていない?と書きましたがインストールされています(/usr/src/linux/pcmcia-cs-3.0.14)。
■ pcmcia-cs再インストール
 手順は同じでカーネルの再構築をします。次に、/lib/modules/2.2.13-33というモジュールファイルの入っているディレクトリを消すか、名前を変えます。そして、モジュールの再構築を行います。

make modules; make modules_install

これで/lib/modules/2.2.13-33というディレクトリが出来上がり、モジュールがインストールされます。このままでは、pcmcia用のモジュールが無くなったままになります。pcmcia-csも再インストールします。
 /usr/src/linux/pcmcia-cs-3.0.14に移動します。このディレクトリの中にあるconfig.outファイルを編集します。このあとに行うmake configでの変更の仕方が分からないので直接編集しています。
ファイルの5,6行めあたりだと思います。

PREFIX="" 初めの状態はPREFIX="/var/tmp/***"という感じになっていた。

編集して上記のとおりにする。多分この行だったと思うが違っていたら、/var/tmp/???みたいに書いてある行なのですぐに見つかる。
    ■ pcmcia-csのmake
 そのままのディレクトリ(/usr/src/linux/pcmcia-cs-3.0.14)で

make config

とする。重要なのは最初の方です。次の表示には、下記のように答えます。

Linux source directory [/usr/****]: \c [ ]内は何だったから分からない、デフォルトの状態設定
/usr/src/linux Linuxのソースディレクトリの場所を聞いています。
Alternate target install directory [ ]: \c
Enterキーを押す 先の編集をしていないと[ ]内にディレクトリが表示され、そこにもモジュールがインストールされてしまう。ここを空にする方法がわからないので直接編集をした。
  Module install directory [/lib/***]: \c
/lib/modules/2.2.13-33

 文字を入力するのは、この3つ(2番目はEnterを押すので正確には2つ)だけだったと思う。あと他の質問はデフォルトの状態で良いのでEnterキーを押しまくる。
configが終了したら、次はコンパイル。

make all

 これが終了したら、インストールする。

make install

インストール先は、/lib/modules/2.2.13-33/pcmciaとなる。これにより、以前積み残した問題を解決できる。注意としてLTmodemもモジュールで呼び出しているので再度インストールすること(やり方は同じ)。
 これで、pcmcia-csのmakeの仕方がわかった。これ以外では、バージョンを上げる際に役立つと思われる。


kiaro 2000年6月
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