Lcc-Win32

2000.07.27

今回はBorland から離れて、もう一つのフリーの処理系 LCC-WIN32 を紹介することにしよう。 まずはここから 実行ファイルをダウンロードする。プログラム作成のためのドキュメントも 置いてあるのでこれもダウンロードした方がよい。 ダウンロードしたファイルを実行して、処理系やドキュメントをインストールすれば準備完了である。

使ってみる

タスクバーから lcc-win32 を選ぶと、統合環境 WEDIT.EXE が起動される。

メニューから Project->Create を選んで 「Enter the Project Name」 ダイアログを表示する。

「Enter the Project Name」 ダイアログで、 プロジェクト名に "TEST2"を入力する。

「Definition of a new project」ダイアログで、 Path のところに"C:\BTEST2"を入力し、 Type of Project[Windows executable]を選び、 「Create」 ボタンを押す。 メッセージボックスが表示されるので、「はい」を押す。

「Application charactaristics」 ダイアログで、 「OK」 ボタンを押す

「Class Definision」 ダイアログで、「次へ」を押す。

「Generate code for window creation」 ダイアログで、 「完了」を押す。

「Compiler Settings」 ダイアログで、 「次へ」を押す。

「Linker Settings」 ダイアログで、 Type of output[Windows appl] を選ぶ。 「次へ」ボタンを押す。

「Debugger settings」 ダイアログで、 「完了」ボタンを押す。

次の二つのメッセージボックスに答えると C:\BTEST2 の下に、 以下のファイルが生成される。

test2.c
test2.rc
test2res.h
lcc\Makefile

メニューから Compile->Make を選んで、 コンパイルを開始する。

File と Help の二つのメニューを持つ簡単な実行ファイルが できる。
パス名は C:\Btest2\lcc\test2.exe である。

おわりに

Lcc はコンパイラ、リソースエディタ、統合環境、オンラインヘルプと プログラム作成に必要なものは全て揃っている。 このように素晴らしいシステムなのだが、私は使っていない。 LCC を知ったときは既にC++ プログラム出来ない体になっていたのだ。
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