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百聞は一見!ログのモデルハウスを見学にゆく

土地の問題はさておき。どんなログハウスが僕らにあっているのか、どこのメーカーに頼んだらいいのかが、ぜんぜんわからない。
自分たちの手で建てる方法もあるが、実際の話、勤めを抱えては無理だろう。仕事をやめてしまえば別だが、そう簡単にやめられる立場ではないし、やめてしまったらログハウスを買うお金が入らない。やはりどこかのメーカーに頼むのが無理もなく現実的だ。
いちばん最初に見て「これだ!!」と思ったのがビッグフットの角ログのフィンランドログハウスだったのだが、カタログや雑誌をいろいろ見て比較していくうちに、デザインもメーカーによっていろいろあるし、丸ログのマシンカットもいいし、大口径のハンドカットログも悪くない。と思い始めてきた。

いずれにしても、カタログとログハウス雑誌の情報だけなので、とにかくログハウスの現物をたくさん見てまわることにした。

まずはビッグフットの総合展示場へ

総合展示場のビッグフットスクエアは中央高速道の国立府中ICから3Kmぐらいの閑静な場所にあった。ここにはハンドカットログハウス、アメリカンログハウス(Dログ)、フィンランドログハウス(角ログ)、ドームハウスが展示してある。それぞれに個性的なログハウスだ。
('99に引っ越して今は渋谷区の代官山にある)

ハンドカットログハウスはワイルドでいい雰囲気なのだが、ハンドカット特有の圧迫感があり、別荘ならともかく実際に住むとなったらどうなのだろうか。セトリング(ログハウス特有の経年変化。材を横積みするので、材自体の重さでログ壁が沈みこむ現象。)の量も多いので一般住宅としては、あまりむかないような気がする。
なんといっても僕らは普通の家として住むのだから。

アメリカンログハウスは断面がアルファベット「D」になっているDログを使ったマシンカットログハウスだ。たしかに西部劇のようなアーリーアメリカンのかざらない風合いがありなかなか素敵である。が、素朴な作りだけに(仕上げが粗い)やはり一般住宅としては、あまりむかないようだ。何種類かのタイプがそろっているが、玄関ホール(風除室)がないのもいただけない。

フィンランドログハウスは一般住宅としてもかなり研究されている。材は角ログだが、ラミネートログ(年輪で二つ割りにして背中合わせに圧着して角ログに整形した材。ねじれや狂いが少ないしセトリング最小限に抑えられる。)を使っている。デザインも洗練されている。とてもいいのだが、ファーストインプレッションとはちょっと違うかんじだ。

このとき説明をしてくれた営業マンが少々腹立たしかった。ビッグフット熊谷に一度いったといったらまともに説明をしてくれないのだ。(きっとそちらの客だからという感覚だろう。)こちらも、そうはさせまいとしつこく質問を浴びせた。結局、その営業マンは最後までたったままで説明をいていた。こちらはテーブルにすわっているのに。椅子がないわけじゃないんだよ。ふざけろよっ!!てんだ

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