About the Profile Window of LV4

LV4のプロフィールウインドウについて


プロジェクトメニューの一番下にありますが、まっさらな新機能ですね。メモリにロードされた全てのVIやグローバル変数の実効速度とメモリ使用状態が一目で分かるように表示することができます。 LabVIEWのプログラミングテクニックを身につけ、動作速度を向上させるのに有効な機能でしょう。これまで作ってきたVIをブラッシュアップしましょう。もちろん詳細はマニュアル(第27章)や日本語のHelp(高度なトピック>>パフォーマンスのプロフィール)に書かれていますから使う前に目を通しておきましょう。

私の場合は最近遊んでいたChaos.viの動作速度をチェックしてみました。下の画面はデフォルトでの200*200の計算ですからタバコ一服ぐらいで終わりますが、もっと細かく見たいときは400*400ぐらいの設定にして一風呂あびてきますと、じきに終了する状態でした。ダイアグラムを見ると経験豊富な人はまずい点が分かると思いますが、どのぐらいひどいかはなかなか分からないのではないでしょうか?

プロフィールウインドウを使えば定量的にまずさが分かりますから、どこに手を入れるのが効果的なのかを知ることができます。さて、私のVIはどうでしょうか?

なんとChaos.viのディスプレイのために253秒も時間がかかっていました。ダイアグラムを見るとループのなかに表示器が4個入っています。遅くなるとは知りつつも、どれくらい計算が進んでいるか見たかったので入れておいたのですが、逆効果ですね。さっそく配線を取り去ってしまいましょう。

ループのなかの表示器への配線を削除したVIでは2.2秒に減っていますね。こんなふうに簡単に善し悪しが分かるとプログラミングスタイルも変わってきそうですね。

Profile window is designed for me!

1997.02.09
大橋 康司


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