とした上で、『売られた花嫁』序曲の楽譜を使ってスメタナが採用したフーガを中心に解説し、さらに、『売られた花嫁』の主人公マジェンカと蝶々さんが共に「売られた花嫁」であること、両作品において親族に加え、仲人(前者はケツァル、後者はゴロー)が筋書きの展開に極めて重要な役割を果たしている共通点などを指摘しています(『売られた二人の花嫁』
" Due spose vendute " by Michele Girardi, La Fenice prima dell’Opera
2012-2013 )。その「さりげなく」というモスコ・カーナの記述は多分、その著作『プッチーニ〜作品研究』だと考えられます。そこには確かに括弧の中に遠慮がちに、「(第1幕の序奏は)スメタナのオペラ『売られた花嫁』の序曲を思い出させる」と書いています(モスコ・カーナ著『プッチーニ〜作品研究』
1968年 p.134 )。