えふわんって、だれが偉いの?


 ゴ〜〜〜ル!!
 ミカ・ハッキネン、続いてデビット・クルサードがチェッカーフラッグを受けました。マクラーレン・メルセデス、三位以下を周回遅れにして堂々のワン・ツー・フィニッシュ!!
ブリジストンタイヤも、初優勝を遂げました!

 

 今年の開幕戦のゴールの様子なんだけれども。

さて、優勝したのはだれでしょう?

 えふわんって、スポーツです。スポーツであるからには、優勝するのは競技者ですね。この場合は、車を運転していたドライバーのミカ・ハッキネンがその競技者に当たります。だから、当然優勝したのはミカなんだけれども、どうやらそれだけではないのです。
 車を運転するのはもちろんドライバーで、抜いたり抜かれたり、というのはドライバーの責任が大きいのだけれども。
 でも、いくら優秀なドライバーでも、それだけじゃ勝てないんです、ドライバーって。

それは、えふわんが、
みんな違ったくるまを使っているから。

 もちろん、クルマを規定するいろんなルールがあって、みんなそれに沿うように作るのだけれども、でも、みんな違ったクルマなんです。おんなじようにエンジンも違う。
 だから、いいくるまに乗らないと、いいドライバーでも、勝てない。

だから、いい車を作ったチームも、優勝したんです。

 ミカ・ハッキネンは、マクラーレン・メルセデスというコンストラクター(チーム)に所属しています。このチームは、マクラーレンという団体が車体を作り、メルセデスという団体がエンジンを作っているよ、という意味です。そして、だから優勝者は、このチーム、マクラーレン・メルセデスでもあるのです。
 
 そして、忘れちゃいけないのは、タイヤ。今、えふわんにタイヤを供給しているのは、二つのメーカーです。グッドイヤーと、ブリジストン。このタイヤメーカーも、争ってるんだなあ。二つにひとつなんだから、そんなに争わないんじゃないの?って思うでしょ? ところがどっこい、そんなことはないんです。
 ブリジストンというメーカーが、F1に参加したのは去年からなんだけど、去年は一勝もできなかったんだ。でも、今年は五戦して四勝。それは、全部タイヤのせいってわけではないんだろうけど、タイヤだってがんばってるんだよ。

 ぼくの車のタイヤも、最近替えたんだけど、そのがんばりを応援して、ブリジストンをはいたよ。

 というわけで、ドライバーと車体とエンジンとタイヤ。みんながんばってます。

 答えです。
 勝ったのは、ミカ・ハッキネン、マクラーレン・メルセデス、ブリジストンタイヤ。

さて、えらいのはだれ?

return.
next.