Back

2月17日(水)
レンタカーを返したときの話

レンタカーを借りて、ちょうど1週間。返却する日が来てしまった。

返却の約束時間は正午、場所は借りたの同じゴールウェイの空港だ。
朝からちょっとコング村を観光した後、正午に遅れてはいけないと思い、早めにゴールウェイを目指す。

コング村では晴れていたが、ゴールウェイ近くの直線道で、小雨が降り始める。 しかし空港に着くころには、また晴れ間が差した。
(アイルランドの天気は、ホントに変わりやすい。といっても、デフォルトはどんよりした天候で、 明るさが足りなくて写真を撮るのにずっと苦労してた気がする。)

例の寂しい田舎風空港に到着したのは、約束の時間よりも40分も早い11:20頃だった。

到着すると、丁度ヘリコプターが飛び立つところだった。 【写真】
それ以外には、この空港にたいして面白いものはなく、約束の正午までのんびりと待つ。

・・・。

約束の正午。

120%予期していたことではあるが、レンタカー会社のスタッフは現れない。
やはりアイルランド人気質か。

12時15分

まだレンタカー会社のスタッフは来ない。

最後の最後までチュウチョしていたのだが、レンタカー屋さんに「電話」をかける決心をする。
英語堪能でない者が「電話」するのにどれだけドキドキしたか・・・推して知るべし。

名刺をもらっていたスタッフを呼び出そうとするも、よくワカンナイが、なんか不在みたいだった。 で、変わりに電話応対してくれた相手に、何とかカタコト英語で
『ゴールウェイの空港にいる』『車を返したい』 と伝える。
電話の向こうの女性の声も、こちらのカタコト英語に合わせて、一文一文ゆっくり言ってくれる。

会話の内容(当然、英語)

電話の声『まず、空港の駐車場に車を置いて下さい』
あきぼん「あい、あんだ〜すたん(I understand)」
電話の声『次に、車に鍵をかけて下さい』
あきぼん「あい、あんだ〜すたん(I understand)」
電話の声『では、◎※△◇て・・・(以下不明)』
あきぼん「そ〜りぃ、あい・きゃんと・あんだ〜すたん(I can't understand)」

どうも3つ目の文が、何を言ってるのか判らなくて、聞き返す。
電話の声は面倒がらずに、最初からゆっくり繰り返してくれる。 (上記の会話を3度繰り返す)

そのうち、ようやく相手の言ってることを理解した。

つまりは、
『 空港の駐車場に車を置いて、
     車に鍵をかけて、
       車のトランクの中に鍵を入れて、トランクを閉めて、立ち去ってよい 』
ということらしい。(予想もつかない回答だったので、なかなかワカラナかったのだ。)

試しに「I can go away?(立ち去って良いのか?)」と聞くと、
電話の女性はちょっと笑った声で 「 You can go away.」と復唱。

ちょっと「へっ?」って感じ。これもアイルランド人気質か。
普通は車体チェックとかするんじゃないか?

車、かなり汚くしちゃったけど大丈夫かな?と思い、立ち去る前に車を点検して見る。
左のタイヤカバーが破損してたのが気になるといえば気になる。

言われた通りに、中にキーを置いてトランクを閉めてその場を去ったのだが、 その後特に問題はなかったようだ。

なんともはや。

※「I can go away?」は肯定文で、「Can I go away?」の間違いではないのか? と思われるかもしれないが、語尾を上げて発音したから問題ないのだ。


戻る

あきぼんのサイト