アジア旅行記

香港返還編  '97/06/29〜07/05             更新日:'97/12/31


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【イギリス領最後の日】  '97/06/30
◆セレモニーを前にして穏やかな香港
 朝は雨だったらしいが、とても良く晴れている。雨男返上か?(でも晴れは初日だ けだった。)宿にチェックインし、まずは尖沙咀のプロムナードへ行ってみる。人出 がとても多い。文化中心の今日の結婚式は3カ月前に並んだ人が沢山いたそうだ。返 還式典が行なわれるコンベンションセンターは思ったより大きく、尖沙咀から見た香 港島の景観が少し変わった感じがする。東タマールにはパッテン総督がチャールズ皇 太子とともに香港を去るときに乗るブリタニア号がいた。

◆“最後”の朝
 一応、部屋に窓はあるものの、隣のビルが迫っていて暗い。明るさでは何時ごろな のかほとんど分からない。昨日の目覚ましがそのままセットされており4時半にたた き起こされる。うー、まだ寝る。
 ゴロゴロして結局8時半に起き、9時に出かける。1Fに降りると物凄い雨。しば らく待っていると小ぶりになったので朝食にマクドナルドへ行き、日記を付ける。そ の後スターフェリーでセントラルへと向かう。みんな皇后公園の英国旗の前で写真を 撮っていた。本当は総督府まで行きたかったが、昨日Rさんに新空港の見学会のチケッ トをもらっていたので戻る。

◆イギリス側のお別れ花火
 雨がしっかり降っており、中環駅から総督府まで歩いている間にかなり濡れてしまっ た。物凄く多くの人が写真を撮りに来ていた。あと1時間待てば、6時に最後の降旗 が見れるのだが、今日は宿を移らなくては行けないし、雨の中荷物を抱えたままなの は辛いので、宿へ向かうことにした。今日からの宿は合宿所のようなところで交通の 便が悪い。普通の旅行ならこれでも良かったが、今回は街中から遠いというのはちょっ と痛い。今さら仕方ないが。
 中環へ花火を見に行く。物凄い人出。屋根のあるところはどこも人が一杯だったの で、小雨がぱらついていたが、外のバスターミナルに場所をとる。今日は昼抜きなの に、夕食も花火に来る途中に買ったサンドイッチのみ。グルメの香港にあって、これ はちょっと悲しい。肝心の花火は、まあまあだった。ちょっと遠かったので迫力に少 し欠けた。


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