ブレが起きにくいシャッタースピードとして、私の場合 1/60秒以上を目安としています。しかし、魚は動く、手ブレがおきやすくなる 1/60秒では、撮れた画像はほとんど偶然に近いものがあります。
ホームページに掲載している160枚(2014年6月現在)の画像の中で1/60秒で撮れた画像は10枚だけです。ちなみに、一番枚数の多いシャッタースピードは1/100秒(59枚)です。
照明を追加しても、撮影するすべての範囲において上記シャッタースピードが確保できるわけではありません。照明の中心光軸から少し離れた個所や、黒っぽい形態の魚ではシャッタースピードが遅くなる傾向になります。
上記結果から無難だと考えられるのは③です。シャッタースピードとF値(絞り値)のプラスマイナスに余裕があります。
④はISO感度を400 ⇒ 200に設定した場合で、シャッタースピードは遅くなってしまいます。
ISO感度を上げることでシャッタースピードを早くすることができますが、画像はザラつく傾向になります。撮影するカメラの画像がザラつかないISO感度の限界値を把握しておくことも必要です。
上記の実験はシャッタースピードを確保するためのものです。人の眼で見た照明は明るいと感じても、カメラからみると暗いんだなと判ってもらえれば幸いです。
尚、ピントの合う前後の範囲(被写界深度と言う)を広くするにはF値(絞り値)を大きくする必要があります。しかし、F値(絞り値)を大きくすると ⇒ シャッタースピードが遅くなってしまいます。
水槽の前に座って先ず1枚撮ってみましょう。その時のF値とシャッタースピードを見て、余裕がない場合はISO感度を上げていきましょう。 |