ありきたり_OS/2_WARP4_覚え書き
[表紙]
このペイジは筆者の環境におけるWARP4のチューン_メモです。インストール後にあちこちの雑誌・WEBからTIPSを集めなおすのが面倒なもんで。
えー,筆者がWARPに肩入れするのは,これが一番まともな(考えの)OSと思うからです。過去資産(DOS/Windows3.1のアプリ)を完璧に動かし最新の32bitアプリを動かしJAVAアプレットを動かし,network(Internet含む)接続ソフトが標準で付いて実用アプリがてんこ盛り。何をためらうことがありましょう。
OS/2にキラー_アプリが無いとはよく言われることですが,んなもん要るかい。オンライン上無数のネイティヴソフトがあって,それでも足りなきゃWin3.1版のが遣える。それにもうJAVAでオフィスパックが書かれつつあるもんね。がんばれPure_JAVA。
TIPSは以下を参考にしています。
ソフトバンク『OS/2_MAGAZINE』誌
IDGコミュニケーションズ『OS/2_WORLD』誌
樋口研究所のちょっといい話
技術評論社『OS/2_Warp4_超絶テクニック』
所謂"Must Have",必携ソフトですね。大抵はWARP付属のもので済ましてしまうんですけど,いくら不精でケチでも幾つか溜まってきました。レジストはniftyの送金システムかBMTmicroのwebでやり,これらに載っていないものは諦めてます。
- ASSOEDIT(Henk Kelderさん作。フリーソフト)
- ・拡張子とアプリまたはオブジェクトとの関連付けを一括してやってくれます。OS/2だと1拡張子に複数アプリを紐付けできて頗る便利なんですが,オブジェクトひとつひとつに設定していくのは多摩蘭坂でした。ダブルクリック起動のデフォルトアプリも変えられるので,新しいヴューワを入れたときなど特に威力を発揮します。
- XFile(CodeSmith Software製。シェアウェア)
- ・何だこりゃと言うくらいOS/2オリジナルのファイル検索ウィンドウはせせこましいん。XFILEは画面の縦いっぱいにまで広がるOpenウィンドウで,サブディレクトリと下位ファイル群をどわーっと表示できます。おれの環境だと何故かウィンドウの右1/4くらいが切れてたんですけど,再インストールしたら治りました。
- PACKMAN(高杉親和さん作。フリーソフト)
- ・これが無いと始まらないアーカイヴァ。PACKMAN.PRMは記述がよく解らなかったのでOS/2
MAG.誌のCD-ROMヴューワからパクってきました。*.lzhの凍結/解凍と*.zipの伸長しかやったことありません(日本では充分?)。書庫内のファイル名を勝手に大文字にしたりしないんで助かります。
- PMView(Peter Nielsenさん作。シェアウェア)
- ・ちょっと高いんで躊躇してたんですがやはり買いました。画像関係なんでもござれのヴューワです。キャプチュアもできますし,OpenDialogでサムネイルを観ながらファイルの削除ができるのが便利です。
- FutureWaveEditor(FutureWave製。シェアウェア)
- ・日本語ネイティヴの高機能エディタです。おれは上書きモウドとルーラさえあればOKなんですが,それでも日本語の通るエディタがなかなかありませんでしたね。Windows系のテキストエディタに慣れた人なら違和感は全くないでしょう。Ver
1.20のとき環境設定のタブペイジで1頁づつ保存しないと凍ってたんですが,もう治ってるかな(環境設定のファイルはコピイを採って継承してるから)。
- LoadDS7(しなのりゅうたさん作。フリーソフト)
- ・これはフジフイルムのデジカメDS-7/DS-8を持ち,かつfor Windows3.1のシリアル_ポート接続セットを買った人の必携。DS本体(メモリ_カード)からの画像データ転送ソフトです。フジ純正のはWin-OS/2で動かないの。emxのランタイムが必要。
- WatchCat(Felix von NormanさんとThomas Opheysさん作。シェアウェア)
- ・実行中プロセスの一覧を出して資源の占有率を見るアプリですが,専らフリーズしたお行儀の悪いタスクをコロすために遣っています。こういうのが欲しいなあと思う程度にはOS/2環境でも固まるということですね。個人用途だとフリーなのですが,レジストすべきです($34)。ユーザの名前を織り込んだフルセットのバイナリがemailされてきます。第一レジスト版でないとキイコンビネイションに依る起動スイッチが効かないっす。
つづく…
TekramのDC-390/U(多分Wも)を入れたマシンにWARP4をインストールするときは小細工が要ります。デフォルトでインストールするとQLOGICボード用のql510.addがロウドされて失敗します。SCSI-2のDC-390の場合はこのままで良いんですけど。
- WARP4導入ディスケット1をブランクFDにコピイしてディスケット1'を作成(ディスケット1はもう使わない)。
- ディスケット1'にDC-390/Uのドライヴァ"tmscsiw.add"を追加(FD容量不足なら"aha152x.add"など不要なファイルを削除する)。
- ディスケット1'内のconfig.sysを編集する。
- "BASEDEV=QL510.ADD"の行を"REM "でコメント化する。
- config.sys最終行に"BASEDEV=TMSCSIW.ADD"を追加する。
- もひとつ"SET COPYFROMFLOPPY=1"を追記する。
- 通常どおりWARP4のインストールを開始する(ディスケット1'を使用)。
- インストーラが「ワークステーションを再起動します」のメセイジを出したら,[F3]を押下してコマンドプロンプト画面に遷移する。
- "TEDIT"と入力してエディタを呼び出し,WARP4ブートドライヴのconfig.sysを編集する。
- もし"BASEDEV=QL510.ADD"の行が生きていたら"REM "でコメント化する。
- もし"SET COPYFROMFLOPPY=1"の行が生きていたら"REM "でコメント化する。
- ブートHDDがIDEなら"BASEDEV=TMSCSIW.ADD"が"BASEDEV=IBM1S506"(IDEドライヴァ)行の後ろにあることを確認する(無ければそのように修正)。
- インストール続行。
- AUTOSTART=PROGRAMS,TASKLIST,FOLDERS
- rem ,CONNECTIONS,WARPCENTER
- ※ CONNECTIONS,WARPCENTERをAUTOSTARTから外す。WarpCenterは本体を[始動]フォルダへコピイする。
- SET RESTARTOBJECTS=STARTUPFOLDERSONLY
- ※ REMを外して有効化。
- PRIORITY DISK IO=NO
- MAXWAIT=1
- SWAPPATH=x:\ 2048 40960
- ※ SWAPは最初から大きく取り(ここでは40MB),ルートに上げてしまう。
- BASEDEV=PRINT01.SYS /IRQ
- ※ /IRQパラメタの追加。
- REM BASEDEV=IBM2FLPY.ADD
- ※ コメントアウト
- DEVICE=C:\OS2\BOOT\MOUSE.SYS /QSIZE=100
- ※ QSIZE指定を追加
- DOS=HIGH,UMB
- rem LOW,NOUMB
- ※ HIGH,UMBに変更。
- SET TMP=x:\temp
- ※ TEMPをお馴染みの場所に変更。
- SET SCUSEPRETTYCLOCK=YES
- ※ WarpCenterの時計を恰好よくする。
- SET KILLFEATUREENABLED=ON
- ※ タスクリスト上[Cntl]+Clickで当該タスクをkillできる。
- DOS_FILES : 100
- DOS_HIGH : ON
- DPMI_DOS_API : ENABLED
- DPMI_MEMORY_LIMIT : 128
- EMS_MEMORY_LIMIT : 0
- IDLE_SECONDS : 5
- IDLE_SENSITIVITY : 95
- WIN_CLIPBOARD : ON
- WIN_DDE : ON
- WIN_RUN_MODE : 3.1エンハンスド互換
- XMS_MEMORY_LIMIT : 10240
PPP(白ダイアラ)の設定
- 名前:プロヴァイダ名
- Login ID/Password:自分の
- 電話番号:6801160(Asahi-net横浜AP)
- LoginSeq:NONE
- 接続タイプ:PPP
- MRUサイズ:1500
- VJ圧縮:checked
- DomainNameServer:202.224.32.1
- Domain名:asahi-net.or.jp
- NewsServer:news.asahi-net.or.jp
- POP MailServer:pop.asahi-net.or.jp
- 応答Domain:asahi-net.or.jp
- 応答(Mail)ID/POP LoginID/POP Password:自分の
- Host名:netftp.asahi-net.or.jp
- User/Password:自分の
- CodePage:JIS
- 転送タイプ:2進
OS/2 WARP V3・WARP4を遣っていて,これまでに次のような問題が出ています。最近再インストールしちゃって過去ログが残っていません。再現したらもっと詳しい情報を載せます。
- ATOK8 for OS/2で突然「アクセス違反」が起こり,使用中のエディタごと異常終了してしまう。特定の文字列で再現性あり(e.g.「英和辞書」と変換すると必ず落ちる)。
- SCSIボード(AHA-1542C)でSCSI機器どうしのファイル_コピイで両ドライヴがフリーズする(ことがある)。
- SCSIボード(AHA-2940UW)でMO・HDから読み出しはできるが書き込みに行くとそのドライヴがフリーズする(ことが多い)。
- SCSIボード(DC-390)の専用ドライヴァをインストールできない。WARP4の自動認識に任せるとQLOGIC用のドライヴァをロウドしてしかも支障無く動く。
- Win-OS/2アプリを立ちあげたままshut downさせると,次からシームレスでは起動しなくなる。ロウドしようとするみたいだけど空振りに終わるの。
- XFileが横幅3/4くらいで切れちゃって,ディレクトリ一覧の縦スクロウルバーが出てこない。ちゃんとレジストしてるのにぃ。
1.のATOKではこんなメセイジを出してます。
06-01-1997 16:47:35 SYS3175 PID 001a TID 0001 Slot 0050
D:\OS2\E.EXE
c0000005
1f4d8c13
P1=00000001 P2=00000000 P3=XXXXXXXX P4=XXXXXXXX
EAX=00000000 EBX=00000095 ECX=0004fca1 EDX=0004fce4
ESI=00b30000 EDI=0000a700
DS=0053 DSACC=d0f3 DSLIM=1fffffff
ES=0053 ESACC=d0f3 ESLIM=1fffffff
FS=150b FSACC=00f3 FSLIM=00000030
GS=0000 GSACC=**** GSLIM=********
CS:EIP=005b:1f4d8c13 CSACC=d0df CSLIM=1fffffff
SS:ESP=0053:0004fcc4 SSACC=d0f3 SSLIM=1fffffff
EBP=0004fcc4 FLG=00012246
ATOK8IM2.DLL 0001:00018c13
あっしにゃあ何のコトかさっぱり。
で,結局いまはATOKの使用を中止しています。SCSIボードはTekramのDC-390に交換しました。何故か付属のドライヴァはインストールできなくて──インストーラがこけてしまう──QLOGICのドライヴァを自動認識してくれてます,それで動くから不思議だ。
上段は97年6月頃の話で,12月に入れた新マシンにはATOKを落としてないんでまだ原因究明していません。JUSTSYSTEMはOS/2にやる気なさそうだし,もう良いや。あ,ATOK
for Javaには期待してます。
問題点とは関係ないんだけど,今まで試してみて失敗したデヴァイスです。ははは。
- AHA-2940UW
- ・adaptekのSCSIボード。絶対安全牌と思ったんだけどなあ。
- Xrosskey II
- ・2台のマシンを1組のディスプレイ・マウス・キイボードで共用するための切り替え器です。対応OSが明記してあってOS/2は入っていませんから,筆者の冒険の結果やっぱりダメだったということです。
- CyberSPEED56
- ・Microtechの56Kbps内蔵モデム(K56flex)です。これは何故うごかないのか解らん。
- DS-7 InterfaceKit for Windows3.1
- ・フジフイルムのデジカメDS-7のインタフェイスキットです。シリアルポートに繋ぐ専用コウドと転送/閲覧アプリのセット。問題なのはアプリで,Win32sのver1.30を遣うが故にWin-OS/2では動作しません。
- HARDWARE
- Main(Original Spec)
- MPU: AMD K6/PR2-233MHz
- SDRAM 378MB(256MB + 128MB)
- Mainboard: FIC PA2012
- Videoboard: Matrox Millennium II(MGA-MIL2P/4F)
- Soundcard: AudioDrive 1853L/1857L(ESS1868)
- SCSI board: Tekram DC-390U
- HDD1: IBM DCAS-32160
- BootManager, 7.8MB
- drive C: FAT16/1,694MB, Windows2000 SP2
- drive D: HPFS/360MB, OS/2 WARP4 SP4
- HDD2: I-O DATA HDVS-UM, Ultra SCSI
- drive E: HPFS, 2494MB, applications for OS/2 & data
- drive F: FAT16, 777MB, data
- drive G: NTFS, 4777MB, applications for Win2000 & data
HDD3: I-O DATA, SCSI-2
drive H: HPFS, 1020MB, applications for OS/2 & data
HDD4: Logitec h-mini
drive I: FAT16/323MB, junk/backup
- CD-ROM drive: Plextor PX-32Tsi/TC
- MO drive: Olympus TURBO III+
- Display monitor: Mitsubishi RD17V (1,024×768×65k)
- Modem: Panasonic TO-BXF56K
- Sub(Sony vaio-R PCV-R73K)
- MPU: Intel Pentium III 866MHz
- SDRAM 512MB / VRAM 16MB
- HDD1: Maxtor 94610U6, E-IDE
- drive C: NTFS, 5GB, Windows2000 SP1, applications for Windows2000
- drive D: NTFS, 35GB, applications for Windows2000 & data
- HDD2: IBM DTLA-307075, E-IDE
- drive E: NTFS, 75GB, data
- CD-RW drive: Sony CRX140E
- Digital camera: SONY MVC-FD71
- Photo scanner: FUJIFILM FV-10
- SOFTWARE
- OS: IBM OS/2 WARP4
- HTML editor: IBM HomePage Builder 2.0 for OS/2, 6.0 for Windows
- HTML browser: NetscapeCommunicator 4.61 for OS/2, 4.73 for Windows
- Picture effecter: PMView 1.01 for OS/2
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