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ボルグンド教会

Borgund Stave Church

 61 02 51.09N,7 46 59.10E

 多分スターヴチャーチとして一番有名なのが、ここボルグンド教会。当初は訪れる予定にはしていませんでしたが、せっかく近くに来ているのだからと、ヴェスターランドチェックアウトの日に朝7時半発のバスに乗り、フェリーに乗り換えてフィヨルドを越え、陸地からまたバスに乗り、更にレルダルでバスを乗り換え、でも9時前にはボルグンドに到着、まだ受付は開いていなかったけれど、我々の姿を見て教会の人はちゃんと開けてくれ、当日の最初の訪問者となりました。

 ここはフィヨルド観光の中継地レルダルからオスロへのメインルートにあたるため、小一時間もすると観光バスもどんどん寄って来るようになりました。ドイツ人、アメリカ人(多分)、日本人御一行様(これは判る)がひっきりなしに訪ねてきます。でも皆さんは時間の関係から駐車場から眺めておしまいだったり、中に入ってもバタバタと慌ただしく立ち去っていくだけ・・・そうして皆さんが去ってしまうと、また元の静寂が戻ってくるのでした。

 ここも創建は1100年代後半、それから1200年代にはアプス(後陣の半円部分)、外の回廊、小尖塔が追加されるなどして、徐々に今の形になっていったそうです。そしてここの特徴は、鱗状とも言える瓦、そして壁、更には天に昇ろうとする龍の飾りでしょう。土着的とは月並みですが、こんな造形はやはり土着的ですよね。木造の情念というのも何ですが、必死になって存続しようとしている、そんな強さを感じさせます。遙々来て本当によかったと実感させられました。

北側から。左奥に新築の村の教会が見えます。当然教会だから、墓地が周囲に一杯。また陽があたったときと陰ったときとで、外壁の色がこんなに違うのです。
レルダルから車で約20分程川を上った、谷間の街道を少々見下ろす位置に建っています。村の教会がこの隣に新築されており、通常ここは使用されません。
見上げてみると、日本で言う鬼瓦と同じように、龍が切り妻屋根の端でにらみをきかしています。また透かし彫りもある。
屋根のアップ。防腐剤でしょうか、それがかなり塗り込んであり、それが微妙な色彩の原因になっています。

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