小野朝臣老
おののあそみおゆ
- 生没年 ?〜737(天平9)
- 系譜など 父母等は未詳。石根の父。
- 略伝 養老三年(719)、従五位下。その後右少弁を経て、神亀五年(728)四月頃、少弐として大宰府に着任。同年十一月、香椎廟奉拝の旅に大宰帥旅人らと同行、歌を詠む。この時は大弐とあるが(万葉集巻六の958番歌題詞)、天平二年(730)正月の梅花宴には「少弐小野大夫」と見え、巻六題詞の大弐は少弐の誤りであろう。神亀六年(729)三月、従五位上。その後大宰大弐に昇り、官位も進んで、天平五年(733)、正五位上。天平六年一月、従四位下に至る。天平九年六月十一日、大宰大弐のまま没。
関連サイト:小野老の歌(やまとうた)
表紙へ