季刊カステラ・2000年秋の号

◆目次◆

方法的怠惰
プリンプリン物語大辞典
奇妙倶楽部
編集後記

『方法的怠惰』

●ちょっと似てるシリーズ●

CM(コマーシャル) と CM(センチメートル)

●ピアノについて●

 ピアノやキーボードなどの鍵盤楽器が他の管楽器や弦楽器と大きく異なる特徴のひとつに「同時に出せる音が非常に多い」ということがある。管楽器では、原則的に一度に出せる音はひとつだけだし、弦楽器では弦の数に左右される。ギターなら六音、ベースなら四音である。ピアノなら通常の奏法でも最大十音を同時に鳴らすことができる。当たり前の話だが、人間の指は通常左右五本ずつ合わせて十本あるからである。 ジャズやフリーミュージックの演奏では、しばしば指以外の身体部分も使用される。ゲンコツ、肘打ち、頭突き、鍵盤の上に飛び乗って足で演奏する、などである。女性の場合は乳房というのが考えられるひとつの方法だが、やった人がいるかどうかは寡聞にして知らない。さらに前衛的な音楽では、鍵盤以外の部分を叩いたり、グランドピアノのフタの下に手を突っ込んで直接弦をかき鳴らしたり、ピアノの中にさまざまなものを放り込んで演奏したりもする。
「同時に多くの音を出す」という問題で考えると、例えば肘から伸ばした指の先までを使って鍵盤を押せば、十以上の音が出せる。しかしこの方法では、連続した白鍵あるいは黒鍵しか押すことはできず、複雑な和音を出すことはできない。
 可能性としては「足の指が長くてよく開く器用な人」による演奏が考えられる。この方法による有利な点は、両足を左右に開いて持ち上げ鍵盤の上に乗せれば、左足で低音域、右足で高音域を同時に奏でることができる、という点である。両手で中音域を奏でれば同時に二十の音が出せることになる。大変に複雑な和音構成が可能となるのだ。これで頭突きや乳房も使ってみろ。
 そんなことしないで二人で弾いた方がよい。
 ちなみに私の見たところ、四肢をすべて使った奏法にもっとも適した身体を持つのはオランウータンである。

●大喜利・首脳会議編●

【出題】
九州沖縄サミットで取り上げられた、極秘のテーマ、コードネーム「B号議題」とはどんなもの。
【回答】宮川大助・花子は是か否か。
【回答】レシートくじは是か否か。
【回答】首狩りは是か否か。
【回答】ちくわは是か否か。
【回答】畑恵はどうしたら良いか。
【回答】峰竜太はどうしたら良いか。
【回答】電気屋を博物館にするにはどうしたら良いか。
【回答】マルシア問題。
【回答】金のエンゼルと銀のエンゼルの付いた箱の見分け方。
【回答】サミットに芸者を呼んでも良いか。
【回答】モノポリー世界版大会。
【回答】東横線と小田急線の、文化度の違い。
【回答】へそくりの隠し場所について。

●大喜利・牛乳編●

【出題】牛乳メーカー※印が、黄色ぶどう球菌混入によって失われた信頼を回復すべく開発した、驚天動地の新商品とはどんなもの。
【回答】牛。
【回答】自宅で簡単に黄色ぶどう球菌を殺菌できる装置。
【回答】黄色ぶどう球菌毒素の解毒剤入り牛乳。
【回答】脱脂粉牛(だっしふんぎゅう)。
【回答】上から草を入れると下からミルクが出て来る家庭用ミルクメーカー(大量の糞も出る)。
【回答】バイオテクノロジーの勝利! 七色ぶどう球菌。
【回答】コーラ味の牛乳。
【回答】生きている牛乳(よくなつく)。
【回答】知性を持った牛乳(五歳児程度)。
【回答】成分、製法ともに完全に合法だが、ある種の非合法の薬と同じ効果がある牛乳。
【回答】永久に腐らない牛乳(その代わり飲めない)。
【回答】見て楽しむための牛乳。
【回答】ドリアンと同じ匂いがする牛乳(味は普通の牛乳)。

●大喜利・名誉編●

【出題】あなたがもらったのはどんな勲章ですか。
【回答】私の勲章は、血統書のついたペルシャの純潔種です

●大喜利・衝突編●

【出題】ロシアの原子力潜水艦がぶつかった巨大な物とはいったい何?
【回答】巨大な卵細胞。他の潜水艦が先に受精してしまったので入り込めなかった。
【回答】潜水艦のドッペルケンガー。

●大喜利・混入編●

【出題】毒物、病原菌、虫、針など、食品の中から次々と発見される混入物。今回新たに発見されたのは、どんな食品の中からどんなもの。
【回答】パンの中からジャム。

●大喜利・スパイ大作戦編●

【出題】某国の諜報員に渡る直前に阻止された、決して漏らしてはならない日本の秘密とは何。
【回答】森首相の中に誰が入っているか。
【回答】来年の九月に国を解散する。日本終了である。
【回答】兵器としての小林幸子の戦闘能力。
【回答】ドラえもんは実在しない。
【回答】ホンモノのピカチュウを開発中。
【回答】ジャパニーズホームダイレクト(意味なし)。
【回答】サミットの料理に使われた本当の食材。

●大喜利・洪水編●

【出題】近年の遺跡発掘で明らかになったノアの方舟に乗っていた意外なものとは。
【回答】金賢姫

●大喜利・薮医者編●

【出題】相変わらず医療ミスが続いておりますが、ジパング国のハラキリ病院で発生した驚天動地の大間違いとは。
【回答】患者が医者を手術した。
【回答】患者ではなく間者だった。
【回答】寝ぼけた医者が自宅で健康な妻から肝臓を摘出。
【回答】患者を的に注射器でダーツ。ミスというより不祥事。

●大喜利・古墳編●

【出題】ジパング国の古代皇帝ニントク1世の墳墓であると伝えられている巨大な遺跡は、ジパング国の法律で誰も中に入ることはできません。そのの中に隠されているものとは。
【回答】宇宙人の死体。
【回答】アムロが紅白で使ったメイクセット。
【回答】無人で金を高利で貸す機械。
【回答】エビのゾエア幼生。
【回答】トナカイの着ぐるみ。
【回答】テレビの「しばらくお待ちください」のときに出てくる絵。

『プリンプリン物語大辞典』

おくらいり【おくら入り】
料理用語。おくらが入っていること。

『奇妙倶楽部』

●救世主入門●

●救世主入門・死●

あそこでは死が物質になってしまっている。
そしてここには死が存在しない。
失われた死を回復せよ。

●救世主入門・メメントモリ計画●

死には技術が必要である。
訓練せよ。

●救世主入門・夢●

眠っている間も現実の時間は流れているように、
    起きている間も夢の時間は流れている。
夢の内容を思い出すのが困難なのは当然である。
    記憶は脳に蓄えられるが、夢は骨の中にしまわれてゆくからである。
人が死ぬと、脳が活動を停止すると同時に記憶は失われてしまうが、
    夢は粒子となって空気中に放出される。大気中には夢が蓄積している。
        もうすぐ夢が降ってくる。
今、ここが夢で無いことを証明しなさい。

●救世主入門・モノマネ●

 あらゆるものの真似をせよ。
 他人の、建物の、乗り物の、テレビの、電話の、動物の、植物の、石ころの、町の、国家の、人類の、戦争の、山の、河の、風の、大地の、海の、空の、星の、宇宙の、地球の、分子の、素粒子の、文学の、数学の、情報の、言葉の、真似をせよ。真似るためによく見よ、そして話を聞け。そのうち気持ちが分かってくる。そして、そのものになれる。

●救世主に独占インタビュー●

「現代における救世主っていうのはよう、自白剤の発達によって職を失った拷問のスペシャリストみたいなもんだからよう、今、救世主になっても胡散臭い目で見られるわけよ。しかしよ、例えば自白剤に対抗する技術、例えば自白剤耐性薬、みたいなもんが開発されるとよう、また拷問が必要になってくるわけだ。その日は近いけどな」
「なんかよ、最近世間じゃ『癒し』とか『ヒーリング』とかいうのがキーワードになってるけどよ。救世主ってえのは、そういうもんからもっとも遠いところにあんのよ。優しくて、あったかくて、愛で包み込むようなもんじゃねえわけ。人に対して、厳しくて、情け容赦がねえもんなの。人が死んでも救世主は悲しまねえんだな。人が死んで悲しむのは人だけだ」
「何でマジックマッシュルームの栽培なんかしてるのかって? 救世主じゃ食っていけねえんだから仕方ねえじゃねえか」
 自称救世主という方へのインタビューでした。

●救世主入門を考える●

 入門書なんだから、基本的に解説と手引きだよな。
「○○せよ、というパターンが多いですよね」
 ○○するな、とかな。
「よくあるジョークで、机の上に『上を見ろ』というメモがあって上を見上げると、天井に『自分のロッカーの一番上の棚』と書かれた紙が貼ってある。気になるからロッカーまで走って行くと棚の上に『三階のトイレの一番奥の個室、貯水タンクの上』というメモ。階段を書け昇ってトイレの貯水タンクの上を探ると一通の封筒があり、中には『向かいの文房具店、見本のキャビネットの三段目』と書かれた紙片……」
 いつまで続くわけ。
「いや、そういうジョークやコメディのパターンがあるでしょ」
 俺も好きだけど、それは救世主入門じゃないよ。そこから世にも奇妙な大冒険が始まれば都市伝説にはなるだろうけど。落ちを考えるのが大変だな。
「冒険自体が奇妙なら必ずしも落ちは必要じゃない」
 いずれにしても救世主入門にはならないよ。入門書には救世主になる方法が書かれているのであって、救世主になるまでの冒険談が書かれているわけじゃない。
「『私はこうして救世主になった』というコラムはあってもいいですね」
 『救世主からの手紙』みたいな周辺的話題としては面白いかもしれないな。
「入門書の形式で、ステップ1、ステップ2と手順を踏んでいくタイプもありますね」
 ひとつの段階をマスターしたら次の段階へ進むのね。
「こういう場合はこちらへ進む、という分岐があったり」
 うまくできない人は前のステップに戻ってもう一度練習しましょう。
「チャート図になってると良いですね。あっ、コンピュータのプログラムにしたらどうですか、テレビゲームとか」
 テーマパークとか。それは空想発明展覧会。一日警察所長みたいな感じで一日救世主とか。チャート式救世主適正診断は?
「質問式で、○が一〇個以上ある人は救世主不適格です」
 レーダーチャートは?
「普通とは逆に、バランスが悪く、極端な程良い、とか」
 そもそも救世主って何する人だ。世を救うって、どうなったら救ったことになるんだ。そもそも世って何だ。人間の世とは限らないよな。
「滅び方にも良く滅びる滅び方と悪く滅びる滅び方があって、良く滅びるように導くのが救世主」
 人類の大往生。救世主って導くものかな。良い悪いってのは価値判断だから、判断するためのモノサシが必要だよな、それは何だ。
「モノサシを見付け出すことが救世主になるってことかもしれませんね」
 宗教的な感じでつまらんな。まあ、もともと救世主という言葉自体が、キリスト教の最後の審判、仏教の末法というイメージから出来たんだろうけど。
「案外、世というのは自分自身のことで、自分を救うことが救世主ということだったりして」
 小乗仏教。世と自分を一致させることが救い。ヒトラーは自分を救世主だと思ってたかもしれんな。あの人オカルト好きだったし。
「世界になる。秀吉は天下と称したそうですけど。小松左京さんの小説で『地球になった男』というのがありました」
 神は孤独かね。すべてを含んでいるなら孤独ではないという気もするし、唯一絶対ならまったくの孤独という気もする。
「さみしかったから世界を創った」
 その人が救世主であるかどうは誰が決めるんだ? 自分で決めるのか? みんなが救世主と認める人が救世主か?
「救世主資格試験というのがあって、それに合格したら救世主」
 試験は誰がするの? 先輩救世主?
「神様直属の救世主審議会。今世紀の救世主はどうしますか? なんて話し合う。やっぱり皿回しは必須技能でしょう、なんて」
 世界のどこかに救世主かどうかを判断出来るリトマス試験紙みたいなものがあったりして。救世主判定装置。どこかにあるそれを捜しに行く物語…それじゃ西遊記か。東京西遊記。

●救世主入門・救世主資格試験問題●

問「あなたは救世主になったら何をしますか」
模範解答「平凡に暮らす」
 平凡が一番難しい。

●救世主入門・救世主の種類●

 救世主にもさまざまな種類がある。
 一般救世主。技術救世主。救世事務。臨時救世主。代理救世主。パートタイム救世主。限定解除救世主。大型特殊救世主。地方救世主。戦闘救世主。文化救世主。篠原ともえ。心の救世主。身体の救世主。巡回救世主。左きき専門救世主。台所の救世主。トイレの救世主。不良の救世主。総合救世主。
 しかし、救世主を救う救世主だけはいない。

●救世主の長い午後●

 地下鉄の中で救世主を見た。救世主は頭の薄くなりはじめた中年の男の姿をしていた。背は低く、体全体に脂肪が付いて肩も顎も丸くなっていた。半袖のワイシャツの脇の下には大きな汗の染みができており、くたびれ果てたという顔でつり革にぶら下がっていた。
 暗い劇場の中で技術職の救世主が映写機と格闘している。カシャ、カシャ、と蟹が這うような音をさせて、フィルムを切りかえる。映写機は次々と白い幕の上に写真を映し出していく。ウクレレ、忍者、井戸、野良犬、ロカビリー歌手。客席で画面を見ていた年老いた救世主がはたと膝を打った。画面にはウディ・アレンの泣きそうな顔がが映し出されていた。
 天井から釣り下げられた裸電球がオレンジ色の光を放っていた。狭い部屋で四人の家族が箪笥に押しつぶされるようにして丸いちゃぶ台を囲んでいた。ひげ面の父親救世主と丸顔の母親救世主。十歳くらいの女の子の救世主と五歳くらいの男の子の救世主。四人はうつむいて、一言も話さずに黙々と食事を続けている。
 女の救世主が大きなファイルを何冊も抱えて階段を上っていく。両手がふさがっているので尻で扉を押し開けて、彼女は部屋へ入る。白いドレスの裾をはらい彼女は席に着いた。机の上に置いたファイルを開くと、データをコンピュータに入力していく。職業、ロックミュージシャン。死因、限りなく自殺に近い事故死。それまでに自殺未遂を二回。享年二十六。
 つり革にぶら下がった救世主がぼそりとつぶやく。
「何やってんだろうなあ、人類は滅びたというのに」
 人類は滅びたことにまだ気がついていない。

●「季刊カステラ」読者の皆様に救世主から重要なお知らせ●

 これまで、長期にわたる修行がなければ資格が取れないと思われていた救世主ですが、今なら簡単な講習だけで救世主初級の資格がとれます。もうすぐ国家資格になるので、今がチャンスです。
 申し込み方法等については資料を請求してください。

●マヨネーズ●

 私は、SMAPの香取君が「子供の頃は学校から帰るとマヨネーズを持って外に出て、その辺の草にマヨネーズをかけて片っ端から食べていた」というエピソードが大好きだ。

●コギャルテロ●

「いじめや自殺がはやってるじゃないですか」
 別に流行じゃないだろ。
「子供が試験やめないと自殺するぞと脅したり」
 ああ、運動会やめろとかね。
「女子高生たちが自分自信を人質にとって国家を脅迫することが可能なんじゃないですかね」
 あ、それすごいわ。コギャルテロ。ただでさえ少子化が問題になってるのに。
「それと嫁不足」
 いや、嫁不足はともかく…。要求は何だろうな。
「キムタクを総理大臣にしろとか」
 キティちゃんを国旗にしろとか。そんなことに命は賭けないだろう。

●狐の嫁入り●

 日がさしているのに雨が降っているというのは、雨雲の縁で起こる現象と考えられます。このような異質なものの境界では裂け目が生じ、異界が顔を覗かせると昔の人は考えたのでしょう。「逢魔が時」と言う言葉もあります。昼と夜の境界には、魔に出会うのです。
 現代では、人工的な照明により、昼と夜の境がはっきりしなくなってしまいました。また、狐の嫁入りを意識することも少なくなったように思います。では異質なものの境界はなくなってしまったのでしょうか。
 私はこんな風に考えているのです。昔は、基本的な光源は太陽だけだった。だから、狐の嫁入りや逢魔が時という境界が成立した。今は人工的な光源がたくさんある。そこには小さな境界がたくさんできる。ゲームセンターのゲーム機の下や、コンビニのカウンターの陰、大通りをちょっと入った小さな路地や、地下鉄のトンネルの中に小さな異界が顔を出しているのではないでしょうか。そして、そういうところに都市伝説は現れるのではないか、と思うのです。
 境界、ということでは今流行のカオス理論や複雑系の科学で、よく「カオスの縁」ということも言われます。

●売りません●

カステラ「占いの記事俺にも書かせてよ」
編集者 「あんた占いなんかできるの」
カステラ「占いに書いてあることってだいたい決まってるじゃん。コンピュータでプログラム組めば、順列組み合わせでたちまち一〇〇でも二〇〇でもできる」
編集者 「そんなの、ありがたみ薄いがな」

●気味の悪いもの●

 世の中には妙なものを気味悪がる人がいます。爬虫類、両生類、昆虫などの節足動物、なめくじなどなの軟体動物が苦手、という人も多いのですが、私は奴らがいとおしいのです。
 太宰治の短編小説「皮膚と心」に,主人公の女性が気持ち悪いと感じるものの例がいっぱい出てきます。いくつか挙げてみます。
  ・菊の花(小さい花弁が密集している部分)
  ・樹木の幹のでこぼこ
  ・牡蠣の貝殻
  ・カボチャの皮
  ・砂利道
  ・虫食った葉
  ・鶏のとさか
  ・胡麻
  ・絞り染め,図柄によっては刺繍も
  ・蛸の脚
  ・茶殻
  ・蜂の巣
  ・苺
  ・ふりがな(小さい仮名は虱みたい,だとか)
 雑誌で読んだ記憶ですが、あるミュージシャンは「小さな同じ形のものがたくさん集まっている」のを見るとたえがたい気分になるそうです。いくらなどは天敵らしい。

●シナのある百科辞典●

「言葉と物」のなかでミシェル・フーコーが紹介している「シナのある百科辞典」の分類は次のようなものです。
    動物は次のごとく分けられる。
    (a)皇帝に属するもの
    (b) 香の匂いを放つもの
    (c) 飼いならされたもの
    (d) 乳呑み豚
    (e) 人魚
    (f) お話に出てくるもの
    (g) 放し飼いの犬
    (h) この分類自体に含まれているもの
    (i) 気違いのように騒ぐもの
    (j) 算えきれぬもの
    (k) 駱駝の毛のごとく細の毛筆で描かれたもの
    (l) その他
    (m) いましがた壷を壊したもの
    (n) とおくから蝿のように見えるもの

●整列っ!!●

「番号っ!!」
「1」
「2」
「3」
「4」
「5」
「6」
「7」
「8」
「9」
「う、生まれる〜〜っ!」
 数えてる間にも人数は変わる。

●北海道●

 まだ北海道に行ったことがありません。早く行かないとなくなってしまうのではないかと心配です。
 あと、パルテノン多摩も。

◆編集後記◆

 ここに掲載した文章は、パソコン通信ASAHIネットにおいて私が書き散らした文章、主に会議室「滑稽堂本舗」と「創作空間・天樹の森」の2000年7月〜9月までを編集したものです。私の脳味噌を刺激し続けてくれた「滑稽堂本舗」および「創作空間・天樹の森」参加者の皆様に感謝いたします。

◆次号予告◆

2001年1月上旬発行予定。
別に楽しみにせんでもよい。

季刊カステラ・2000年夏の号
季刊カステラ・2001年冬の号
『カブレ者』目次