上上海魚翅酒家 

鶏燉砂窩翅


ここはのウエートレスはみな江蘇旅遊学校の卒業生だそうで軟らかい人当りの感じのよい小姐がそろっています。 メニューも写真入なので始めての料理に挑戦してみたい方にもうってつけです。

鶏燉砂窩翅は鱶鰭の土鍋煮ですが値段が88元とバカ安なのでそれなりのものです。 広東省など一部の地域を除くと中国では魚翅は取れませんので北京あたりのものは当然輸入品になります。 本来北京ではこういったものは食べるべきではないのですが値段の安さにつられて馬鹿をやってしまいました。


香鳥笋はチシャトウ(カキヂシャ)の和え物です。 チシャトウは茎を食べるレタスとでもいいましょうかあっさりとした味わいがグッドです。

鹹蛋芋乃[草冠]は小ぶりで軟らかい里芋に鹹蛋の黄身をまぶしたちょっと珍しい料理です。

雪菜爆河蝦は高温の油で河蝦と雪菜を揚げた料理です。 一斤120元とのことなので活きている蝦を使っているかとは思うのですが甘めの味なので微妙なところがわかりません。 河蝦の臭いなどを消すのには甘い味をつけるのは有効な手段なのでしょう。 こう考えてくると清炒は誤魔化しがきかないので相当良い蝦を使わないと本当の味は望めないのでしょうね。

毛蟹炒年[米羔]は小ぶりの上海蟹(毛蟹と言います)とお餅を炒めたものです。 油醤毛蟹などの料理は以前食したことがあるのですがこのような食べ方があるとは知りませんでした。

今回食べたものの値段は手元のメモによると香鳥笋 20元、鹹蛋芋乃[草冠] 30元、鶏燉砂窩翅 188元のところ88元にディスカウント、毛蟹炒年[米羔] 80元、小籠包 18元といったところです。


鹹蛋芋乃[草冠](左)と香鳥笋(右)


雪菜爆河蝦(左)、毛蟹炒年[米羔](右)


小籠包



基礎データ
住所北京市朝陽門外大街18号 豊聯広場大廈4階 100020
電話010-6588-1863
営業時間11:30〜14:30,17:00〜21:30
お勧め料理香鳥笋、毛蟹炒年[米羔]、小籠包など
取材日時2000年5月4日




燕京美食指南へ戻る